仙台では車は必需品。
都心のように裕福だから車を持つ訳ではなく,持たざるを得ないのである。
だから「車検は出来るだけ安くー」と要望されるお客さんも多い。
当然お客さんの要望が最優先。とは言えそのままでは車検が通らない程くたびれた部品もある。
溶接などの補修で通せないか?交換するにしても部品の一部だけ交換で済まないか?
中古品はないかと解体屋さんに問い合わせる事すらある。
社長は常々言う。できるだけ安く仕上げて,少しでもお客さんの負担を減らすように,と。
経営としてどうなの?と疑問に思った事もあったが,ようやく気づいた。
視点が「お客さん」なのだ。
給与や支払,設備投資など,お金はいくらでも欲しいはずだ。
しかしその時の視点は「会社」や「自分」であり,「お客さん」ではない。
経理や簿記,数字云々以前に,私にはまだまだ学ぶべき事がありそうだ。