昨日から作り始めた42シングル・アンプですが、残っていた配線作業を行い、今日、完成しました。とりあえず完成のご報告です。
出力トランスのトランスカバーは、100円ショップのプラスチック製のケースをスプレーで塗装した物。金属製にしたかったのですが、放熱も大きくないのでプラスチックでも大丈夫です。
今回は80などの真空管整流ではなく、シリコン・ダイオードによる整流としました。初段のドライブ管は7ピンMT管の6AⅤ6を使用しました。6AV6は5球スーパーラジオで多く使用された検波・増幅用の双2極3極管です。3極部の増幅率はμ=100で、12AX7の1つのユニットとほぼ同じ特性の真空管です。初段管は同じような特性の球を使うならST管では6Z-DH3Aや、GT管なら6SQ7 ですが、使える真空管の種類は数えきれないほど、たくさんあります。
トランス・ケースは固定していません。被せただけです。ケース無しで撮影してみました。
再びケースを被せて真上から撮影しました。
アンプの背面です。スピーカー端子は、簡単なものにしました。
なお、今回は100V電源コードはコネクター無しで直接配線しました。
シャーシ裏の配線の状態です。
電源トランスのB電源容量が80mAなので、42の規格表による動作例から出力3W以上を得るためには電流が少し足りません。そのため出力管42の自己バイアス抵抗を510Ωとし、プレート電流を抑えました。その結果、最大出力を測定したところ2.4Wと少し小さくなりましたが、十分な出力です。
なお、B電源の平滑回路にチョーク・トランスは使用していませんが、ハムは全く聞こえません。無音です。早速、試聴してみましたが、音は低域から高域までバランスが良く、なかなか良いようです。詳しい音についての感想と、詳しい回路図等については、あらためて投稿します。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。







