今日は、高萩市文化会館で開催された「オペラ名曲コンサート/MIKA & Friennd」に行ってきました。久しぶりのコンサートで昨年の同じ國井美香さんの「ミニ・コンサート」以来です。
國井美香さんは茨城県高萩市出身のアルト歌手。現在はイタリア人の夫と共にイタリア在住で、ヨーロッパ諸国の歌劇場や、ホールで幅広く活躍されています。
なかでも下記の紹介にもあるように、バチカン市国で開催されたコンサートで、ローマ教皇を前にした御前演奏を果たした時には大きな話題となりました。日本人初めての快挙でした。
また、2025年にマルコ・ポーロ・オペラアカデミーを設立、優秀な芸術家を育成しています。
今回のコンサートは、出身地の高萩市の工業団地経営者協会の創立50周年の記念事業として、「國井美香オペラ名曲コンサート実行委員会」が主催して行われたコンサートで、入場料は無料でした。
國井美香さんの他、國井さんが現在、マルコ・ポーロ・オペラアカデミーで指導をしている、イタリアに留学中の2人の中国人声楽家と共に、オペラのアリアや、イタリア民謡をプログラムとしたコンサートでした。
今回のコンサートでは歌詞が全曲日本語ではありませんでしたが、國井さんが1曲ごとに曲の解説と歌詞の内容の説明があったのでわかりやすかったですね。
國井さんの表現力のある深いアルトの声は、どの曲も素晴らしかったですね。また、2人の中国人の歌唱も素晴らしく、特にバリトンのZHAO HANG さんの声は見事な声量と、若々しい迫力は素晴らしく、特に2曲目のドニゼッティは、会場も興奮に包まれました。
メゾ・ソプラノの DA YIWEN さんですが、3曲目の「オンブラ・マイ・フ」では曲の出だしで若干、音程が下がり気味に感じましたが、その後は感情を良く表現した歌唱で、良かったと思いました。
第2部では、國井美香さんと、バリトンのZHAO HANG さんとの二重唱や、「カタリカタリ」や、「帰れソレントへ」など聞きなれた曲もありましたが、アンコールでの3人による「オー・ソレ・ミオ」は実に圧巻の歌唱でした。
また、歌唱の間に演奏された児玉さや佳さんのピアノ独奏用に編曲した「タイスの瞑想曲」も、とても美しい演奏でした。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。