今回紹介する名指揮者はマルコム・サージェントです。いつも購入するタワーレコードの通販サイトからプロフィールをコピペしました。
プロフィール
1895年、英国ケント州アシュフォード生まれの指揮者。1967年、ロンドンにて没。1921年、プロムスで自作を指揮してデビュー、大成功を収める。1932年からロンドン・フィル、1939年からハレ管、1942年からリヴァプール・フィル、1950年からBBC響の首席指揮者を歴任。英国を代表する指揮者として親しまれた。第2次大戦後、英国のオーケストラや合唱団を率いて世界各地に演奏旅行し、国際的な名声を獲得した。1948年から音楽監督と首席指揮者を務め、「プロムス」をロンドンの夏の名物として世界的に有名にした功績は大きい。
2012/09/03 (2013/01/11更新) (CDジャーナル)
サージェントは多くの録音を残していますが、HIROちゃんの手元にはライブラリーとしてはあまり持っていません。CDの中にはチェロのジャクリーヌ・テュ・プレとロイヤル・フィルと共演したディーリアスのチェロ協奏曲など、協奏曲では何曲かあるのですが、他は何の曲か覚えておらず、探すのも大変・・何枚かはあるはずですが、ここでは、すぐに見つかった手元にある2枚のLPレコードを紹介します。2枚とも1970年代初め?に東芝EMIから発売されたセラフィムの1,300円の廉価LPレコードです。(確かこの前に発売されたセラフィム盤は1,000円盤でした)
■シベリウス
・交響詩『フィンランディア』 op.26
・組曲『カレリア』 op.11
・交響詩『伝説』 op.9
・トゥオネラの白鳥 op.22-3
マルコム・サージェント指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1961年
この録音はサージェントがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した、めずらしく貴重な録音と言ってよいでしょう。
理由はわかりませんが、なぜかイギリスの指揮者はシベリウスの演奏を得意としている方が多いようです。サージェントもBBC交響楽団と交響曲第1番や第5番、「ポヒョラの娘」などを録音しています。
このLPレコードに収められた曲はいずれも素晴らしいのですが、中でも交響詩「フィンランディア」は少し個性的な演奏ではあるのですが、雄大でダイナミックな名演奏と言えるでしょう。オールドの方はこのサージェントの音源は多くの方が耳にしているのではないでしょうか・・
こちらは、ベンジャミン・ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」です。BBCが制作した音楽番組のために1945年12月に作曲されたもので、翌年、映画の公開に先立ちリヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団でサージェントの指揮により初演されました。映画ではサージェントが指揮とナレーションを行いロンドン交響楽団が演奏しています。 このLPではBBC交響楽団との録音、ナレーターは日本語で岡崎友紀さん。カップリング曲はクルツ指揮/フィルハーモニア管弦楽団によるプロコフィエフの「古典交響曲」とカバレルスキーの組曲「道化師」となっています。
この「青少年のための管弦楽入門」は、作曲者のブリテンの演奏をはじめ、何種類か手元にありますが、サージェントの演奏は、この曲の代表的な名盤の一つと言って良いと思います。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。