2月26日に投稿した名指揮者の名盤・名演奏(101)で、カール・ベーム指揮/ウィーン・フィルと共演したポリーニの演奏で、「モーツアルトのピアノ協奏曲第23番と19番のCDがあるのですが、何故か見つからず行方不明です。そのうち、どこからか出てくるでしょう・・」と、書いたのですが、・・見つかりました・・と、言ってもCDの棚ではなくDVDの棚から見つかった下記のDVDでした。CDは購入していませんでした。

 

 

 このDVDは、カール・ベーム/ウィーン・フィルとポリーニの共演による、モーツアルトのピアノ協奏曲第19番と、第23番の他、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、第5番「皇帝」、そして、クラウディオ・アバド指揮/ウィーン・フィルとのブラームスのピアノ協奏曲第2番が収められた2枚組のDVDです。

 

 モーツアルトの2曲のピアノ協奏曲が収録されたのは1976年、ポリーニが34歳、ベームが81歳の時でした。

 この演奏ですが、 第19番K459と、第23番K488とも全曲をとおして素晴らしいのですが、2曲とも第2楽章が素晴らしい。特に第23番K488の短調の第2楽章では、少し憂鬱さを見せて物思いに沈んだような曲想になるのですが、個性が極端に感じられない癖のないポリーニの美しいピアノと、ベームの格調高いオーケストラが融合した名演となっています。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。