先日、改造した写真の42シングル・アンプですが、このままの回路定数で41も挿し替えができることから出力管を41に挿し替えてみました。4142と比較すると大きさは一回り小さく、ドライブ管として使用している6Z-DH3Aと同じ大きさです。

 

 

 

 実際に41に挿し替えて各部の電圧を測ってみても、42と大きくは変わりません。しいて言えば41のバイアスがやや深い、という程度で、聴いた感じの音もあまり変化はないように感じます。

42と同じ特性のGT管は6F6ですが、41と同じ特性のGT管は6K6です。また、MT管の6AR5ともほとんど同じ特性の出力管です。

4142の特性が似ていると言っても、41のほうがプレート損失は8.5Wと42より小さいので、4142の兼用としてアンプを作る場合には、注意しなければなりません。今回のシングル・アンプでは、プレート電圧を低くしているのでプレート損失の値は、オーバーしていませんので挿し替えに問題はありません。

 特性の似た類似管や同等管を挿し替え出来る、コンパチブル・アンプを製作し、真空管を挿し替え、見た目の違いや音の変化を聞くのも楽しいものです。

このまま、どなたかに楽しんでいただきたく、このアンプは「メルカリ」に出品する予定です。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。