このところ、ブログへの投稿がサボりがちです。前回の投稿から1週間も間をあけてしまいました。猛暑が続く中、だいぶバテています。

 この「名指揮者の名盤・名演奏」の企画ですが、サボりがちの投稿でさっぱり進みません。大体ですが指揮者の生年順に簡単な投稿記事を書いています。前回投稿したシャルル・ミュンシュは1891年生まれですが、そうなると次は1894年生まれのカール・ベームかな?と、思ったらまだいました。1892年生まれのヴィクトル・デ・サバータ(サーバタ?・・サバタ?・・)、1893年生まれのパウル・ファン・ケンペン、同じ1893年生まれのクレメンス・クラウスがいました。

 さて、順番とおりにとサバータの音源を探したのですが整理が悪く見つかりません。

確かマリア・カラスや、ステファノと共演したプッチーニの歌劇「トスカ」全曲があるはずなのですがわからず、他にも数枚は持っていたような・・後で見つかったら記事を書くことにします。

と、言うことで、今回はクレメンス・クラウスについてですが、こちらも分けていないのでどこに何があるのか探すのが大変。近く投稿するカール・ベームは演奏家別として「カール・ベーム」の保管コーナーがCD、LP共にあるので、ほとんど迷うことなく探せます。

 

クレメンス・クラウスのプロフィール

いつものようにCD購入先のタワー・レコードの通販サイトからコピーしました。

 

1893年3月31日ウィーン生まれの指揮者。1954年5月16日メキシコにて没。ウィーン少年合唱団を経てウィーン音楽院に進み、1922年からウィーン国立歌劇場の指揮者となる。1926年、ザルツブルク音楽祭に登場、R.シュトラウス作品の指揮者として名声を確立。1929年ウィーン国立歌劇場、1935年ベルリン国立歌劇場、1937年バイエルン国立歌劇場の総監督を歴任、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院の院長も務めた。

 

今回紹介するクレメンス・クラウスの音盤ですが、たぶんこれらの他にもあったように思いますが、1回目の今回は下記の音源についてです。

クレメンス・クラウスと言えば、何と言ってもデッカにモノラル時代にウィーン・フィルハーモニーと共に録音した、ヨハン・シュトラウスなどのウインナ・ワルツやポルカでしょう。

写真は、1970年代に当時1,000円だったキングレコードから発売されていたLPレコードです。

 

 

1) J.シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325
ヨーゼフ・シュトラウス:
2) ポルカ・マズルカ『とんぼ』Op.204
3) ワルツ『わが人生は夢と喜び』Op.263
4) ポルカ・シュネル『騎手』Op.278
J.シュトラウス2世:
5) ポルカ『ハンガリー万歳』Op.332
6) エジプト行進曲Op.335
7) ポルカ『クラップフェンの森で』Op.336
8) ポルカ『観光列車』Op.281
9) J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
J.シュトラウス2世:
10) ワルツ『芸術家の生活』Op.316
11) ワルツ『春の声』Op.410
[演奏] ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1951年9月(1-9) 1950年6月(10, 11)

ヨーゼフ・シュトラウス:
1) ワルツ『オーストリアの村つばめ』Op.164
2) ポルカ・フランセーズ『小さな水車』Op.57
J.シュトラウス2世:
3) ワルツ『朝刊』Op.279
4) 歌劇『騎士パズマン』Op.441より「チャールダーシュ」
5) ポルカ・シュネル『狩り』Op.373
ヨーゼフ・シュトラウス:
6) ポルカ・シュネル『憂いもなく』Op.271
7) ポルカ・フランセーズ『鍛冶屋』Op.269
J.シュトラウス2世:
8) ポルカ『町と田舎』Op.322
9) 常動曲Op.257
10) ワルツ『わが家で』Op.361
11) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』Op.235
12) J.シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314
ヨーゼフ・シュトラウス:
13) ポルカ・シュネル『おしゃべりなかわいい口』Op.245
14) ポルカ・シュネル『休暇旅行で』Op.133
15) J.シュトラウス2世:アンネン・ポルカOp.117
16) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
[演奏] ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音] 1952年5月(1-3)、9月(4-9) 1953年12月(10-16)

 

 これについては前にも投稿していますが、緻密で独特のリズム、そして高揚感のある演奏を聴くことが出来ますし、60年以上も前のモノラル録音ですが、聴きやすい音質となっています。これらは全て素晴らしい演奏ですが、中でもHIROちゃんのお気に入りは、「春の声」、「とんぼ」、「クラップフェンの森で」、「小さな水車」、「憂いもなく」、「鍛冶屋」、「おしゃべりなかわいい口」あたりでしょうか・・・

 

 また、クラウスは喜歌劇「こうもり」と喜歌劇「ジプシー男爵」をデッカに録音していますが、このうち手元に喜歌劇「こうもり」があります。

こちらは2枚組のCDです。

 

 

この『こうもり』では、ヴィルマ・リップ、ユリウス・パツァーク、アルフレート・ポエルなどウィーンの歌手たちが起用されていますが、台詞は録音からカットされています。

1950年のモノラル録音ですが、こちらも音質は良好と言って良いでしょう。昔から名盤として有名な録音ですが、演奏・歌唱共に完璧と言って良い演奏だと思います。

 

ヨハン・シュトラウス2世/喜歌劇《こうもり》
ユリウス・パツァーク(テノール)、
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、
アルフレート ペル(バリトン)、
アントン・デルモタ(テノール)、
ヴィルマ・リップ(ソプラノ)、
ジークリンデ・ヴァーグナー(アルト)、
クルト・プレーガー(バリトン)、
アウグスト・ヤレシュ(テノール)、
クレメンス・クラウス(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ウィーン国立歌劇場合唱団/
録音:1950年

 

次回はクレメンス・クラウスのリヒャルト・シュトラウスの作品について紹介する予定です。

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。