今回は、シャルル・ミュンシュの名盤・名演奏④として、名盤とされるベルリオーズの「幻想交響曲」についてちょっと書いてみます。以前にも投稿しているので再投稿になります。

 ミュンシュは、「幻想交響曲」を得意としていたようで、多くの録音を残しています。ボストン交響楽団をはじめ、1962年の来日公演での日本フィル・ハーモニーとの録音もあるようですが、手元には下記の3種類があります。

 

フランス国立放送管弦楽団 録音1949年

ボストン交響楽団 録音:1962年

パリ管弦楽団 録音:1967年

 

リサイクル店で購入した100円のLPレコードです。

 

 個人的には、この「幻想交響曲」は苦手・・と言うより、あまり好んでは聴きません。あくまで『有名な曲なので聴かなければ・・』という義務感で聴いている・・という感じです。手元にはミュンシュのほかにクリュイタンスやカラヤンなど10種類くらいの音盤があるのですが、どれを聴いても、この曲の良さが私には正直良くわかりません。

 確かに外面的には「情熱や狂気、緊張感」といったものが感じられるものの、HIROちゃんにとっては難解な曲です。

 

 前述のミュンシュの演奏の中で名盤とされる、上記写真の1967年のEMIに録音したパリ管弦楽団との演奏ですが、速めのテンポで緊張感のある演奏です。生命力や情熱といったものも強く感じますし、また、金管楽器の強奏や、生々しいティンパニの強打など、確かに凄い演奏です。・・・

 しかし、この曲を聴くのは、やっぱり苦痛です。・・・ダントツの決定盤と呼ばれる演奏ですが、HIROちゃんにとっては、今のところ、名演奏ではなく「迷演奏」かもしれません。 ベルリオーズの曲というと、この幻想交響曲の他にも、手元には交響曲「イタリアのハロルド」や、「ファウストの劫罰」、「レクイエム」、「キリストの幼時」などの音源もライブラリーとして結構、架蔵していますが、これらの曲もやっぱりダメ!・・・どうしてもベルリオーズの音楽は好きになれず苦手の一言! これらも何度か繰り返して聴けば新しい発見があり、好きになるかもしれないのですが・・

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。