先月の4月19日以来、久しぶりに投稿する「名指揮者の名盤・名演奏」ですが、今回はハンス・クナッパーツブッシュのブラームスの作品について少し紹介します。ウィーン・フィルハーモニーとの「ハイドンの主題による変奏曲」や「大学祝典序曲」「悲劇的序曲」「アルト・ラプソディー」などの録音も手元にありますが、ここでは4曲の交響曲についての簡単な音源の紹介です。
手元にあるのはLPレコードが1枚。あとは全て非正規盤のCDです。
■交響曲第1番ハ短調 Op68
・ドレスデン・シュターツカペレ 1956年ライヴ
■交響曲第2番ニ長調 Op73
・ミュヘン・フィルハーモニー 1956年ライヴ
■交響曲第3番ヘ長調 Op90
・ベルリン・フィル 1944年放送録音
・ベルリン・フィル 1950年ライヴ
・ドレスデン・シュターツカペレ 1956年ライヴ
■交響曲第4番ホ短調 Op98
・ケルン放送交響楽団 1953年ライヴ
・ケルン放送交響楽団 1957年ライヴ (LP)
ブラームスの交響曲は好きな曲が多く、音源もかなり多く手元にあるのですが、手元のクナッパーツブッシュの音源は非正規のモノラルのライヴ録音です。そのため音質は正直良くありません。ワーグナーや、ブルックナーの演奏は良く聴くのですが、ブラームスや、ベートーヴェンはあまり聴きません。
それでもクナッパーツブッシュのブラームス交響曲はベートーヴェンほど極端にテンポが遅いとか、あまり大きな癖は感じられず、どちらかというと正当な演奏に感じます。
今回、聴きなおしをしてみましたが、やはりクナッパーツブッシュらしい演奏を聴くことはできます。中でも第3番は彼が得意としていたのでしょうか・・いずれも凄演で圧倒されます。また、1953年の第4番なども豪快な中にもロマンティシズムが感じられる演奏です。
とは、言ってもブルックナーの交響曲のように、また聴いてみようという感じにはあまりなりません。 他にも、クナッパーツブッシュの音源は手元に何曲かあるのですが、この投稿シリーズは今回で終わり、次回は・・生年順だとフリッツ・ライナーだろうか? ライナーなら音の良いステレオ盤で鑑賞できますね。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。