ピアニストのイングリッド・フジ子・ヘミングさんが亡くなられた。90才を過ぎても活動をされていました。謹んでご冥福をお祈りいたします。フジ子・ヘミングさんのプロフィールをタワー・レコードの通販サイトからコピペしました。
■プロフィール
ピアニスト。ドイツベルリン生まれ。東京でクロイツァーに師事。17歳でデビュー。東京音楽学校(現東京芸大)在学中に毎日コンクール入賞。卒業と同時に演奏活動に入る。30歳でベルリン国立音楽学校に留学。ブルーノ・マデルナに認められ彼のソリストとして契約、ヨーロッパを中心に活躍するが、耳の疾患のため引退を余儀なくされる。95年に帰国。98年に復帰コンサートを開く。99年NHKのドキュメンタリー番組で一躍その名が広まった。
2012/07/30 (2021/11/10更新) (CDジャーナル)
フジ子・ヘミングさんのCDなどの音源ですが、HIROちゃんは、これまで1枚ももっていませんでしたが、つい先月、いつも仕事の昼休みに出かける近くのリサイクル・リユース店で2枚のCDを見つけ購入したばかりでした。
<奇蹟のカンパネラ>と題したファースト・アルバムの1枚と、<トロイメライ>と題した1枚の計2枚です。中古品ですが美品で価格は、どちらも100円(税込み110円)2枚で220円とお買い得品でした。正直、これまでフジコ・ヘミングさんは、ほとんど聴いたことがないので、1枚100円なら買ってもいいかな・・。くらいの気持ちでセルフ・レジで購入したものです。そしたら、購入1週間後にフジ子・ヘミングさんのご逝去をニュースで知ることになりました。
奇蹟のカンパネラ
リスト:
1. ため息(3つの演奏会用練習曲 S.144の3)
2. ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141の3)
3. 小鳥に説教するアッシジの聖フランシス(伝説 S.175の1)
4. 愛の夢 第3番 変イ長調 S.541の3
5. 泉のほとりで(巡礼の年 第1年「スイス」 S.160の4)
6. ます(シューベルト 歌曲トランスクリプション S.564)
7. ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244の2
ショパン:
8. ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9の2
9. エチュード 第1番 変イ長調 「エオリアン・ハープ」 作品25の1
10. エチュード 第7番 嬰ハ短調 作品25の7
【演奏】
イングリット・フジコ・ヘミング(ピアノ)
【録音】
1999年5月18-20日, 6月11日 那須野が原ハーモニーホール、他
トロイメライ
【曲目】
1. シューマン: トロイメライ
2. ショパン: 小犬のワルツ
3. D.スカルラッティ: ソナタ ハ長調
4. D.スカルラッティ: ソナタ ホ長調
5. ドビュッシー: 亜麻色の髪の乙女
6. ドビュッシー: 喜びの島
7. ショパン: ピアノ協奏曲 第1番
【演奏】
イングリット・フジコ・ヘミング(ピアノ)
ユーリ・シモノフ(指揮)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(7)
【録音】
2002年10月 東京
フジ子・ヘミングさんは、リストや、ショパンなどロマン派作品を得意としていたようで、レパートリーは限られていたようです。
全体の演奏を聴いた感想ですが、ロマンチックで、なかなか情熱的なピアニストだったのですね。自由奔放な演奏が多い中、特に超絶的な技巧で知られる難曲、リストの「ラ・カンパネラ」では、やはり迫力のある演奏でした。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。