このアンプは2013年に製作したもので、使用する出力管の基準管は6CA7(EL34)ですが、B電圧の切り替えや、出力管の自己バイアス抵抗を切り替えることにより、6L6系6V66F6をはじめKT-66など多くの出力管が挿し替えが出来るだけでなく、出力部も5極管接続、UL接続、3極管接続に切替できるコンパチブルの実験機的なプッシュプル・アンプです。 ドライブ管に6BM8を使ったパワードライブの回路ですが、常陸管球の会の試聴会でEL34ppアンプとしては低評価だったことから、それ以来、スイッチを入れることもなく部屋の片隅に飾ったままのアンプでした。個人的にはお気に入りのアンプだったのですが、今回、全面的に作り直すことにしました。

 

10年ぶりに裏蓋を開けてみると、びっくり・・なんと醜い配線!・・公開するのには恥ずかしいのですが写真を撮ってみました。

 

 今日は、中の抵抗やコンデンサーなどの部品を全て取り払いました。B電源部も気に入らないので、ヒーター配線の一部などを残してケミコン等も取り除きました。(写真では切替用のロータリー・スイッチや、スナップ・スイッチが付いたままですが、後からこれも取り外します)

 

 取り外したコンデンサーや、抵抗類などで再利用出来るものは、再び使用しますが、抵抗類は新たな定数の物を使う必要が多いと思います。

 今回製作の予定回路ですが、位相反転はムラード型にしようかと思っています。(これまで2台、EL34のppで採用した回路で、この位相反転回路はEL34ppには良い回路だと思います)

追加のMT管用の穴は、切替用に使用していたロータリー・スイッチを取り外し、穴を丸ヤスリで広げる予定です。

 なお、作り直しに必要な部品類は、追加の真空管は手持ちでありますし、抵抗や、コンデンサー類は、再利用品と、家にあるストック品を使うのであらためて購入する部品は無いでしょう。製作予算は0円です。

 

 使用する6CA7(EL34)ですが、新品の球も結構多く持っていますが、これまでの松下(ナショナル)製の6CA7をそのまま使用することにします。

 

何かと忙しいので、いつから作業ができるか分かりませんが、近いうちに始めたら、記事を更新します。

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。