前回は、クナッパーツブッシュがウィーン・フィルハーモニーを指揮した「ウィーンの休日」と題したワルツや、ポルカなどを集めた名盤を紹介しました。実は、もう1枚、「ポピュラー・コンサート」と題した名盤があるのですが、持っていませんでしたので、タワーレコード通販でCDを購入しました。

 

 

ペーター・チャイコフスキー:

 バレエ《くるみ割り人形》組曲 作品71a

フランツ・シューベルト

 ヴェニンガー編:軍隊行進曲 D733の1(作品51の1)

カール・マリア・フォン・ウェーバー/ベルリオーズ編

 舞踏への勧誘 作品65

オットー・ニコライ:

 歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》 序曲

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1960年

 

 今回購入したのはDECCA原盤で、タワーレコードが再発売したものです。1960年の初期のステレオ録音です。 SACDでも発売されていますが、録音が抜群に良いのでSACDではなくCDでも十分な音質だと思います。

 

 ワーグナーや、ブルックナーの名演奏で知られるクナッパーツブッシュですが、どの作品もスケールの大きな演奏で、とても新鮮さを感じます。「くるみ割り人形」では、これほどメルヘンの世界を感じる演奏は他にないほど、引き込まれる演奏で、各楽器の音色が素晴らしい。

「軍隊行進曲」ですが、出だしの重厚な力強い音を聴いただけで、この曲の演奏の凄さが分かります。ややテンポの遅い実に堂々としたスケールの大きい演奏で、とても小品とは思えない・・「舞踏への勧誘」は、優雅でロマンティック。 《ウィンザーの陽気な女房たち》 序曲も超名演でしょう。

 どの演奏もウィーン・フィルの音色感が素晴らしく、魅力にあふれています。「名盤・名演奏」として語り継がれてきたこの音盤をこれまで、なぜ聴いていなかったのかが自分でも不思議に思う・・・

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。