前回は、クナッパーツブッシュのワーグナーの序曲や、前奏曲集について紹介しましたが、LPレコードの棚にもう1枚があったので追加編として紹介します。

このLPレコードですが、キングレコードから発売された「ロンドン永遠の名盤1000」シリーズの廉価盤LPで当時1,000円という限定盤でした。(内容的には、それまで発売されていたMZ番号の1,200円盤と同じでした)

 

楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

 1幕前奏曲 録音:1950年

楽劇『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」

 録音:1953年

ジークフリート牧歌 録音:1951年

歌劇『さまよえるオランダ人』序曲 録音:1953年

歌劇『タンホイザー』より序曲&「ヴェヌスベルクの音楽」

 録音:1953年

 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 

 

 1950年代のモノラル録音で、いずれの曲もスケールの大きい演奏ですが、ワーグナーはステレオ録音で聴きたいところです。これらの演奏のうち何曲かは、前回紹介した1962年に録音したミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団で聴くことができます。ミュンヘン盤は、晩年の演奏とは言え素晴らしい演奏で、音質的にもまずまず、また、ウィーン・フィルハーモニーとのステレオ録音もあるので、そちらを鑑賞したいところです。

それにしても、ワーグナーの正規盤の全曲録音が「パルジファル」だけというのは残念です。

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。