前回、紹介したフルトヴェングラー指揮によるハイドンの交響曲第88番「V字」についてですが、投稿の中で1951年DG録音のベルリン・フィルハーモニー盤を紹介しました。その中で、<1951年10月にシュトゥットガルトでウィーン・フィルを指揮したコンサートで第88番を取り上げていて、この録音は聴いていない・・> と書いたのですが、CDの棚を見ていたら、この演奏のCDを持っていました。整理が悪いので・・忘れていました。
このCDですが、第88番は、1951年10月22日のシュトゥットガルトでのウィーン・フィルとのコンサート・ライヴで、ハイドンの交響曲第88番のほか、この日に演奏された、ラヴェルのスペイン狂詩曲と、1952年2月10日のベルリン・フィルハーモニーとのシューベルトの交響曲第8番「未完成」が収録されたCDです。
この88番ですが、基本的な演奏スタイルは、同じ1951年DG録音のベルリン・フィル盤と同じですが、ライヴということもあり、会場の雰囲気が良く伝わってきます。特に第1楽章、第4楽章は早めのテンポで、躍動感や熱気も感じられます。全体的にベルリン・フィル盤より明るく軽やかな感じです。また、第2楽章はゆったりとしたウィーン・フィルの弦の音が美しく聴こえるのも印象的です。1951年DG録音のベルリン・フィル盤よりも魅力ある演奏ですね。しかし、前回投稿と同様、フルトヴェングラーのハイドンはベストとは思いませんし、愛聴盤にはならないかな~~。
CD棚の整理が悪いので、忘れていたものや、持っていないと思っていたCDが、あちこちの場所から見つかったり・・まだまだ、お宝はありそうです。では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。