2024/01/01

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

2024/01/02 追記

今回の地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。(2011年の東日本大震災では当地でも震度6強を経験しました)

2024/01/01   追加投稿

回路について追加投稿しました。(ドライブ段の変更)

2023/12/31 追加投稿

回路について追加投稿しました。

 

45/2A3/300Bのコンパチブル・トランス結合シングル・アンプが完成しました。

昨日、100V電源とヒーター配線だけの作業をしたのですが、今日は午前中から残りの配線作業を行い完成しました。

 部品ですが真空管や、トランス類も含め、ほとんどが壊したアンプから取り出した中古品です。ストック品で新品を使用したのはケミコン1個(400V330μF)と、ドライブ管のカソード抵抗620Ω、それとパイロット・ランプ用に使用したLEDだけです。 スイッチ類や、真空管ソケット、スピーカー端子、入力端子、ボリュームなどの小物類もすべて中古品です。今回、このアンプを製作するにあたって購入したのは再塗装用の黒色艶無しスプレーだけです。

 

 

 整流管の位置が少し気に入らないのですが、使い古しの壊したプッシュプル・アンプのシャーシの再利用のため、デザイン的には、これで良しとしました。

 シャーシ上の2つのスイッチは、右側が出力管のバイアス電圧(自己バイアス抵抗)の切り替え用で、左側のスイッチは出力管のフィラメント電圧の切り替え用です。(後日、間違わないように表記します)

今回のアンプの製作にあたっては当初、45と2A3との兼用を考えていましたが、300Bを2A3シングルと同じ回路のアンプにすると。ほとんど同じ動作をするので、フィラメント電圧切替回路を追加し、比較的低電圧動作での300Bアンプとしても使用できるようにしました。

 

回路図です。単純なトランス結合のシングル・アンプです。

2023/12/31 追加投稿

下記の回路図ですが、ドライブ段での電圧・電流は、もう少し調整したいので最終回路ではありません。電源の余裕もあまりないので、少し回路定数を見直します。

なお、中間トランスのNC-15は規格表では適合真空管のrp(プレート抵抗)が7~12KΩとなっていて、適合真空管は76や、6SN7となっています。今回使用したドライブ管は、これより低いrpで、パラ使用でrpはさらに低くなり、イレギュラーな使用法になりますが、とりあえずこのまま使用することにします。(片ユニットのみの使用でもよいのですが・・)

しばらく試聴などをおこなってから変更するかどうか考えます。

2024/01/01   追加投稿

回路について下記のとおり変更しました。後日、あらためて回路図と写真を投稿、掲載します。

①前段のドライブ管rpと中間トランスの相性を考えパラ接続はやめて、1ユニット(1/2)での動作に変更し、それに伴いドライブ管のカソード抵抗値等を変更しました。

②B電源部のドライブ管へのデカップリング抵抗値を変更しました。

③B電源のケミコンにフィルム・コンデンサーをパラに付けました。(いい音になるオマジナイ?)

④前段の交換可能な球に12BH7Aを追加しました。(これがなかなか良い)

 

あとから変更後の回路図は投稿、掲載します。

 

配線状態の写真です。あまりきれいではありません。抵抗やケミコンも中古のため、リード線が短く配線に少し苦労しました。

2024/01/01   追加投稿
回路等変更により下とは多少変わっていますので、写真は後から掲載します。

 

このアンプではドライブ管は、基準管として12AU7ですが、接続ピンが同じで特性が少し類似している他の球もそのまま挿し替えが可能です。

使用した電源トランスの巻き線が足らないため、ドライブ管(12AU7)のヒーターは、出力管との併用になっていますが、特に問題はないでしょう。

 出力管のバイアス電圧(自己バイアス)の切り替えですが、45はカソード抵抗1.5KΩ、2A3と300Bは750Ω(1.5KΩパラ)に切り替えます。

出力管のフィラメント電圧の切り替えですが、45と2A3は2.5Vに、300Bは5Vに切り替えます。 300Bのフィラメント規格は5V1.2Aなので6.3Vから5Vに下げる抵抗値をもとめるのには、オームの法則から計算します。

(6.3V-5V)÷1.2A=1.0833Ω≒1.1Ωとなるので2.2Ωをパラにして使いました。このセメント抵抗も、もちろん中古品です。

 

 中間トランスのタンゴのNC-15ですが、2次側はオープンで使用する設計になっているようなので、出力管のグリッド・リーク抵抗は付けません。

 出力トランスの1次側は2次側のスピーカー端子で切り替えます。

 

 ドライブ管に12AU7、出力管に5U4Gを使用した時の各々の出力管の動作は次のようになりました。45と2A3は規格表の動作例とほとんど同じ動作となっています。(整流管は、5R4でも良いのですが若干B電圧が低くなります。聴感上はあまり変わりません) オシロスコープが壊れてしまったので出力などの測定ができません。表記の出力は真空管規格表を参考にした値です。

 

45の動作 (整流管に5U4G使用の時)

  Ep:275V (330V-55V)

  Ⅰp:36.7mA 

  Eg:-55V (Rk:1.5KΩ)

  RL:5KΩ

  出力:約2W

※5U4Gは45より背が高いので見た目のバランスには5Y3Gが合いますが、B電圧は少し低くなります。聴感上はあまり変わりません)

 

■2A3の動作 (整流管に5U4G使用の時)

 Ep:245.5V (290V-44.5V)

   Ⅰp:59.3mA 

  Eg:-44.5V (Rk:750Ω)

  RL:2.5KΩ

  出力:約3.5W

 

■300Bの動作 (整流管に5U4G使用の時)

  2A3と、ほとんど同じ。

 

■300Bの動作 (整流管に5AR4使用の時)

 Ep:262V (310V-48V)

   Ⅰp:64mA 

  Eg:-48V (Rk:750Ω)

  RL:2.5KΩ

  出力:約4W位

※整流管は300Bの場合、5V4Gや、CV378WE274-Bなどもそのまま挿し替えできます。(ソケットの8番ピンから出しているのでOK)

 

 今日は、細かな試聴はしていませんが、45と2A3ではスピーカーに耳を近づけてもハムは、ほとんど聞こえません。

 300Bだと、かすかにハムが出ますがハムバランサーを調整すると、スピーカーから耳を30cmくらい離すと全く聞こえなくなります。これくらいならば300BでもDC点火の必要はないでしょう。

 次回は、各出力管の音の違いや、ドライブ管の使用データーなどと、新たに撮る写真も紹介したいと思います。

 

このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。