今回紹介するのは、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」です。HIROちゃんの知り限りフルトヴェングラーのチャイコフスキー交響曲の録音は少なく、下記の4種類だけです。
■交響曲第4番ヘ短調 作品36
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
■交響曲第5番ホ短調 作品64
トリノ・イタリア放送交響楽団
録音:1952年(ライヴ)
■交響曲第6番ロ短調 作品74 「悲愴」
①ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1938年 (スタジオ録音)
②ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1951年 (カイロでのライヴ)
これらの録音のうちHIROちゃんの手元にあるライブラリーは、第6番の2種類の音源だけです。1938年盤はLPレコード、1951年盤はBOXの中からのCDです。
この2種類の「悲愴」ですが、1938年のEMI盤はスタジオ録音ということもあり、古い録音ですが音は聴きやすいほうです。ベルリン・フィルの重厚な音も聴きとれ、フルトヴェングラーらしいテンポの動きがみられる個所もあり、悲愴感も強く感じる素晴らしい演奏だとは思うのですが何故かあまり感動しません。
個人的にこの曲は、どちらかというと同じ古い演奏ならばメンゲルベルクや、フリッチャイのような、とろけるような感情表現とか魂のこもった演奏を好むせいでしょうか・・
また、1951年盤はライヴのため緊張感や臨場感といったものが感じられるものの、こちらの演奏も個人的にはあまり感動しません。
第4番と第5番は持っていないので未聴ですが、フルトヴェングラーのチャイコフスキーは、熱烈なフルトヴェングラー・ファンである「マニア」の方が好む演奏なのだろうか・・
HIROちゃん個人としてはチャイコフスキー交響曲は、ベートーヴェン交響曲と同じような「名盤・名演奏」としては、どうだろう・・?
このフルトヴェングラーの「名盤・名演奏」ですが、まだまだ多くの音盤が手元にあるのですが、あとはどれを紹介しようかと悩んでいます。さて残りの音源に「名盤・名演奏」はどのくらいあるのだろう・・・
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。