今回は、フルトヴェングラーのワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」全曲の紹介です。手元にある音源は2012年にメンブラン/ドキュメントから発売されたCD13枚組のBOXで、なんとCD1枚分2,700円位の価格で購入したものです。

フルトヴェングラーの「ニーベルングの指環」全曲というと、ローマの録音とミラノの録音がありますが、これは1953年のローマでの放送用録音で、音質的にはまずまずでしょう。

 

 

 さて、この演奏ですが実はまだ真面目に完全に全曲は聴き終わってはいません。いつも書いているようにオペラは少し苦手で時間が長いので聴くのも大変。DVDなどの映像なら対訳も画面でわかりやすいのですが、音だけのCDでは聴くことの少ない曲では、対訳とにらめっこしながらでないと、さっぱり内容がわかりません。

 このCDには対訳はついていないので、別の音源の対訳(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団他)を見ながらの鑑賞となるのですが、約15時間という超大作! 4部作なので4回に分けて聴いても最も短い「ラインの黄金」が約2時間30分、あとの3曲はすべて約4時間位という、とんでもなく長い曲です。今のところ結局、3分の1位を真面目に聴いたところで疲れてしまい、途中からは対訳も見ずにただ音を流して聴いてしまったという感じです。それでも全曲聴くのに1週間近くかかってしまいました。どうもこのオペラは相性が悪い。ワーグナーで最後までまともに聴けるのは「さまよえるオランダ人」くらい・・

 HIROちゃんにとってワーグナーは、オペラのハイライト盤か、序曲や前奏曲集の鑑賞で十分な気がします。

 

 そんなわけで、このフルトヴェングラーの「ニーベルングの指環」全曲についての評価を書くことは無理な話・・・よく分かりませんが、この楽劇を鑑賞するならば生では難しいのでDVD での鑑賞がいいと思う。ワーグナーのこの曲を楽しむならば、わざわざ録音の悪いフルトヴェングラーでなくてもよいのでは・・

今回紹介した全曲盤は、ワーグナー・ファンというより、熱烈なフルトヴェングラー・マニアが聴く音源でしょう。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした・