今日の仕事の昼休み、近くのいつものリサイクル・リユース店の100円レコード・コーナーを中心にクラシック音楽を物色したのですが、これといったものが見つかりません。そんな中、ポール・モーリアの2枚組LPレコード(20PP-31~32)を見つけ、300円で購入しました。フィリップスレコードから1980年頃に発売されたアルバムで当時の価格は4,000円。もちろん中古ですが「検盤クリーニング済/盤質Aランク」とのシールが貼ってあり全くの無傷でした。ジャケットもきれいで、帯まできれいに残っています。(お買い得といって良いでしょう・・)
ポール・モーリア(1925-2006 81歳没)と言えば、1965年に「ポール・モーリア・グランド・オーケストラ」として、フィリップスと契約し、1968年の「恋は水色」が全世界でヒットします。
1970年代には、イージーリスニングとして、このポール・モーリアや、レイモン・ルフェーヴル、カーメン・キャバレロ、カラベリ、ニニ・ロッソなどの音楽が良くラジオで流れていました。この頃はちょうど大学時代、東京のレコード店でアルバイトをしていた時で、このほかにもフランク・プゥセル、マントヴァーニ、パーシーフェイス、スタンリー・ブラック、カーメン・キャバレロ、101ストリングスといったレコードがたくさん売れていた記憶があります。(良く店内でもこれらの曲を流していました)
ポール・モーリアの音楽と言えば、ポピュラーではあまり使用されなかったチェンバロを積極的に使い。またシンセサイザーなどの電子楽器を多く使用していることでしょうか。そのため音楽そのものが表現は悪いのですが、金属的な響きが多く感じられます。イージーリスニングでは、個人的にストリングの団員を多くしたマントヴァーニ・オーケストラが好きなのですが、それに比べるとポール・モーリアのストリングはあまりいただけません。
とは言え、ポール・モーリアの音楽は親しみやすく、旋律も美しいし、オリジナル曲でない編曲も魅力があります。
今回、購入した2枚組のLPレコードは、前記のように1980年頃に、ポール・モーリアの来日10回記念として発売されたものですが、ポール・モーリアの代表曲をはじめ30曲が収められた珠玉のベスト・セラー曲集と言えるでしょう。
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では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。