先日、投稿したトランス結合のシングル・アンプの製作構想ですが、出力管には手持ちの直熱管の300Bや、2A3、6A3、45、VT-52などを使うことにします。これらはUXで接続足は同じなので、出力管のフィラメント電圧の切り替えと、バイアス抵抗の値の切り替え回路を付ければ、コンパチブル・アンプとしても製作できます。(出力トランスの1次側インピーダンスは2次側で切り替えます)

 

 基本的なアンプ部の設計回路は下記のとおりです。中間トランスのNC-15ですが、10KΩ:40KΩで2次側はオープンで使用することを前提としたトランスのようなので、ここには出力管のグリッドからアースにつなぐグリッド・リーク抵抗は省略します。ドライブ管もST管にしようと考えましたが、ここは12AU7などの中μ管を使用予定としました。5963や、5814A、5965、12R-LL3、12AV7、12AT7なども、この基本回路ならそのまま挿し換えができるためです。

 入力感度はやや低いアンプとなりますが、コントロール・アンプ(プリ・アンプ)を使用するので問題はありません。

また、インプット・トランスとして外付けできるタムラのTKS-50や、TK-133があるので、これらを使用すれば入力感度は高くなります。

 

 

 シャーシの再修正加工ですが、電源トランスの穴を少し後ろに広げ、チョークトランスの前に整流管用の穴を新たにあけます。また中間トランスの穴も後ろに広げ、ドライブ管が入力トランスに接触しないように加工します。

アンプのレイアウトは、下記の2案・・どちらかにします。トランスや真空管を載せてみました・・今のところA案でいきたいと思います。

 

A案

B案

 

 シャーシの再加工が終われば、1日で完成するアンプですが、仕事もあるし、12月までは娘の里帰り出産で、2歳半の長女の遊び相手で忙しく、暇なし・・まあ、いつから作業ができるかわかりません。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。