ジャンク真空管の中から、あまり見かけないMT真空管3種類が出てきました。NECの通信用19V200mA管19M-R10、19R-LL1 、19R-P11の3種類。
左2本19R-LL1 、右2本19M-R10 共に電圧増幅用真空管
4本とも電力増幅用 19R-P11
これらの真空管は全てNEC製でヒーター規格が19V200mAなのでトランスレス用のようです。
興味深いのは、19M-R10で、真空管にはNTTの前身である電電公社のロゴマークがプリントされ、各々、1961-8と、1960-8という年月がプリントされています。これは製造年月日か、あるいは通信機器用で保守のための交換時期を表しているのかのどちらかだと思います。
たぶん、球の製造年月・・・
紹介した3種類の真空管は全て、以前に電電公社に勤務されていた方から中古品をいただいたものです。ヒーター規格が19Vと使いにくい球ですが、工夫すれば、19M-R10又は19R-LL1を2本と19R-P11を2本使ってヒーターはシリーズにし、トランスレスのステレオ・アンプができそうです。作る時間があれば遊びのつもりで作ってみるのも面白いですね。
この真空管を持っておられる方は少ないと思いますが、参考まで規格表を添付します。19R-LL1がオーディオ用の電圧増幅用として使いやすい規格ですね。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。