「名指揮者の名盤・名演奏」と題し、これまでメンゲルベルクとトスカニーニーについて勝手に選んだ名盤を紹介しましたが、投稿の順は、昔の指揮者から書きたいと思います。これまで書いたメンゲルベルクとトスカニーニでは、生年でいくとトスカニーニの方が早く生まれています。生年が1900年までの指揮者を見てみると、大物の巨匠たちばかりです。 今後の投稿順はHIROちゃんの好みや、架蔵しているライブラリーの都合等で下記の順に投稿にはならないことをご理解ください。
■1860年代から1900年までに生まれた主な指揮者たち
アルトゥール・トスカニーニ
ウィレム・メンゲルベルク
ピエール・モントゥー
ブルーノ・ワルター
トゥリオ・セラフィン
カール・シューリヒト
レオポルド・ストコフスキー
ヘルマン・アーベントロート
エルネスト・アンセルメ
オットー・クレンペラー
ウィルヘルム・フルトヴェングラー
フリッツ・ライナー
ハンス・クナッパーツブッシュ
エーリッヒ・クライバー
シャルル・ミュンシュ
カール・ベーム
デミトリー・ミトロプーロス
ジョージ・セル
ジョン・バルビローリ
ヤッシャ・ホーレンシュタイン
ユージン・オーマンディ
ロヴロ・フォン・マタチッチ
これらの指揮者についての名盤・名演奏は、今後、ほとんど紹介する予定ではいます。いつまで書き続けられるか・・少し心配・・
さて、ピエール・モントゥーのプロフィールですが、今回はタワーレコードの通販サイトからコピペしました。
<指揮者。1875年パリ生まれ。1964年没。パリ音楽院でヴァイオリンを学び、オペラ・コミーク座、コロンヌ管に入団。指揮活動は1905年から開始。11年にはディアギレフのロシア・バレエ団の指揮者を務め、『春の祭典』の初演を振る。その後、メトロポリタン歌劇場、ボストン響、アムステルダム・コンセルトヘボウを経て、29年にパリ響を創設、38年から16年間サンフランシスコ響の常任指揮者を務め、61年からロンドン響の指揮者となった。>
2012/08/30 (2012/08/30更新) (CDジャーナル)
HIROちゃんのモントゥーのライブラリーは多くはありません。架蔵している音源のほとんどが若いときに購入した廉価盤のLPレコードでCDは少ないです。LP、CD合わせて約30枚位となっています。手持ちの演奏を紹介します。(探せばあと何枚かはあるかもしれませんが・・)
■ベートーヴェン交響曲全集(全9曲)
・第1番/ウィーン・フィルハーモニー LP&CD
・第2番/ロンドン交響楽団 LP&CD
・第2番/ボストン交響楽団(1962年ライブ)CD
・第2番/北ドイツ放送交響楽団 CD
・第2番/フランス国立管弦楽団(1956年録音)CD
・第3番「英雄」/ウィーン・フィルハーモニー LP&CD
・第3番「英雄」+リハーサル
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 LP
・第3番「英雄」/ボストン交響楽団(1960年ライブ)CD
・第4番/ロンドン交響楽団 LP&CD
・第4番/北ドイツ放送交響楽団(1959年) CD
・第5番「運命」/ボストン交響楽団 LP&CD ロンドン盤
・第5番「運命」/ボストン交響楽団(1959年ライブ)CD
・第6番「田園」/ウィーン・フィルハーモニー LP&CD
・第6番「田園」/ボストン交響楽団(1959年ライブ)CD
・第7番/ロンドン交響楽団 LP&CD
・第7番/NBC交響楽団(1953年ライブ録音)CD
・第8番/ウィーン・フィルハーモニー LP&CD
・第8番/ロサンジェルス・フィルハーモニック
(1953年ライブ録音) CD
・第9番「合唱」+リハーサル/ロンドン交響楽団) CD
・第9番「合唱」/ボストン交響楽団(1960年ライブ)CD
・その他、序曲等
フィデリオ序曲/シュテファン王序曲/エグモント序曲
コンサートアリア「ああうらぎり者め」 LP
■モーツアルト/交響曲第35番「ハフナー」/第39番
コンサートホール原盤・日本コロンビア LP
■ベルリオーズ/幻想交響曲/北ドイツ放送交響楽団
コンサートホール原盤・日本コロンビア LP
■シベリウス/交響曲第2番/ロンドン交響楽団 LP
■ドヴォルザーク/交響曲第7番/ロンドン交響楽団 LP
■チャイコフスキー/交響曲第5番
フランス国立管弦楽団(1958年録音)CD
■チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
ボストン交響楽団 RCA LP
■プロコフィエフ/交響曲第1番「古典」
フランス国立管弦楽団(1958年録音) CD
■シューベルト/交響曲第8番「未完成」
■シューベルト/ロザムンデ
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 LP
■メンデルスゾーン/真夏の夜の夢
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 LP
■ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
ロンドン交響楽団 LP
■ドビュッシー/牧神の午後の前奏曲/夜想曲
ロンドン交響楽団 LP
■ラヴェル/スペイン狂詩曲/亡き王女のためのパヴァーヌ
■ラヴェル/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲
ロンドン交響楽団 LP
■エルガー/エニグマ変奏曲 ロンドン交響楽団 LP
■ストラヴィンスキー/春の祭典(全曲)
■ストラヴィンスキー/火の鳥/ペトルーシュカ
パリ音楽院管弦楽団 LP
■ワーグナー/タンホイザー序曲/さまよえるオランダ人序曲
北ドイツ放送交響楽団 コンサートホール CD
「モントゥーの名盤・名演奏①/ベートーヴェンの交響曲」
さて、HIROちゃんが架蔵していない音源の中にも名盤や名演奏があると思いますが、今回は、HIROちゃんのライブラリーから選んだ「モントゥーの名盤・名演奏」のうち、ベートーヴェンの交響曲の名盤について紹介します。 ベートーヴェン以外の残りについては次回、「モントゥーの名盤・名演奏②」として投稿します。
モントゥーのベートーヴェン交響曲ですが、ステレオによるスタジオ録音では前記のように、ウィーン・フィルハーモニーとロンドン交響楽団に振り分けて1958年から1964年に、全曲を録音しています。また、コンサートホールの録音では何人かの指揮者によって全集を録音していますが、そのうち、モントゥーは第2番と第4番を北ドイツ放送響と録音しています。また、前記のようなライブの録音もあります。モントゥーのベートーヴェンですが、派手さはありませんが、どの曲も名盤と言っても良いでしょう。どれを選ぶか大変迷うところです。その中でもHIROちゃんの好みで選んだベートーヴェンの名盤は下記の録音です。
■ベートーヴェン交響曲第2番 ニ長調
ロンドン交響楽団 写真はLPレコードです。
モントゥー晩年の録音ですが、2曲とも淀みのない自然な流れのテンポで、豊かな音楽です。この2曲はConcert Hall で、北ドイツ放送交響楽団とも録音をしていますが、第2番での第2楽章などは、なかなか美しい。
■ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」+リハーサル
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1962年録音
写真はLPレコードです。
デッカの「英雄」も良いのですが、これは1960年代の代表的な「英雄」だったと思います。派手ではありませんが、暗さはあまり感じません。第2楽章での感情の豊かさが特に素晴らしい。 リハーサルも聴けるのが興味深いですね。 また、ここでは選曲していませんが、コンセルトヘボウ管との録音では、シベリウスの交響曲第2番や、シューベルトの交響曲第8番「未完成」も素晴らしいと思います。
■ベートーヴェン交響曲第6番 ヘ長調 「田園」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
写真はLPレコードです。
英デッカの録音で音も良い。テンポのやや速い生き生きとした演奏。ちょっと聴くと、あっさりした感じにも聞こえますが、とても自然な演奏で、ウィーン・フィルの弦や木管の音が美しい。
■ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」+リハーサル
ゼーダーシュトレーム、レズニック、ヴィッカーズ、ウォード、
ロンドン交響楽団 録音:1961年 ウエストミンスター
モントゥーのステレオによるベートーヴェン交響曲全集は、第1番から第8番まではデッカによる録音ですが、なぜかこの第9番「合唱」だけウエストミンスター盤になっています。2枚組のLPレコードを買い損ね、これはCDです。リハーサルを聴くことができる録音です。重厚さや壮大さ、フルトヴェングラーのようなウネリのようなものは感じられません。上品なまとまりのある「第九」と言えるでしょう。
次回は、モントゥーのベートーヴェン交響曲以外の名盤について投稿します。
※ブログのコメントについて
個人的なことですが、現在、入院加療中のため自宅からのPCによる投稿ができません。 そのため予約投稿機能を使い、事前に書いた記事を何回か投稿します。今回の記事は事前に12月6日に書いたものです。
そのため、コメントをいただいても返信できない場合もありますので、ご理解ください。
できるだけ、コメントに対しては、遅れてもスマホから返信したいと思います。
寒くなってきます。どうぞ皆様ご自愛ください。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。