先日、完成した12A/71A兼用のシングル・アンプですが、出力トランスとチョーク・トランスにカバー(ケース)を被せてみました。出力トランス用カバーは100円ショップで購入した透明のプラスチック(アクリル)製のものですが、黒の艶消しスプレーし、塗装しました。

チョーク・トランスに被せたものは、家に転がっていたもので、出力トランスのカバーより背が低くなっています。

真空管自体、あまり放熱しないのでプラスチック製でも全く問題ありません。トランスカバーを被せた時のアンプの写真です。(出力管は71A)

 

 

 

だいぶアンプの見た目が変わりました・・・

 

 今回は、12Aに更に古いナス管のUX-112Aを、71Aもナス管のUX-171Aに挿し換えてみました。ドライブ管がMT管なので見た目にはあまり良くありませんし、時代的に合っていませんが・・前のアンプのシャーシをそのまま使ったので、仕方ありません。できればここもST管ですね。

 

UX-112AはRCAの刻印のものです。

 

 

 

UX-171AもRCAの刻印のものです。球に貼ってあった紙は放熱も少ないので、剥がさずそのままにしてあります。(剥がさない方が価値が高いか?)

 

 

 

 

ナス管に挿し換えた時の音の違いは?

ナス管にすると112A、171A共に若干ハムが出ますが、スピーカーによほど耳を近づけなければ聞こえない程度なので全く気にすることはありません。

12Aも71Aも同じような傾向の音の小出力管ですが、112Aや、171Aの古いタイプのナス管にすると12Aや、71A同様、繊細で清々しい音なのですが、それに柔らかさや臨場感が増した音に聞こえます。また、意外とパワー感もあります。これはUX-45をナス管のUX-245に挿し換えた時の音の変化と同じく感じました。

共に小出力ですが、能率の高いスピーカーを使えば十分な音量で聴くことができます。ただし、クラシックなどではフルオーケストラの部分では、やはり物足りなさを感じることがありますが、ピアノやヴァイオリンの独奏曲、室内曲、声楽の独唱曲などにはピッタリのアンプと言えるでしょう。

 

 なお、ナス管は古い球なので171Aは、B電圧を下げて使用することも貴重な球の寿命を延ばすのには良いかもしれません。(112Aも多少、電圧を下げると良いのですが、なにせ小出力なので、ほんの少しだけ考慮すれば良いと思います)

実験的にB電圧の切り替えを12Aと同じにして、電圧を下げ171Aを挿してみた時の各部の電圧は、下記のようになりました。プレート電圧(Ep)は115V、プレート電流(Ip)は12.5mAとなりますが、それでも出力は0.3~0.4W位はでますので、12A(112A)と同じくらいの出力になります。

小出力で聴くならナス管の171Aを使う場合には、球の寿命を考え、この方が良いかもしれません。

 

B電圧を下げてナス管のUX-171Aを使用した時の各部電圧

 

 なお、今回製作した通常の12A/71A兼用のコンパチブル・アンプの電源部を含む全回路図は、前回投稿した下記のとおりです。

 ↓

UX -12A/UX-71A兼用シングル・アンプの製作 ② 完成しました。 

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。(^^♪