ブロ友さんのブログでティーレーマンのブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」の投稿を読んでいたら、ブルックナーが聴きたくなりました。ブルックナーの交響曲というとHIROちゃんは、第8番を聴くことが最も多く、次いで第7番、第9番、第5番、あたりが多く、第4番「ロマンティック」はどちらかというと多く聴く方ではありません。その他の第0番、第1番~第3番、そして第6番となると聴く回数も非常に少ないのですが、最近、聴くようになったのが第6番・・・
そこで、今回は第6番の交響曲について書いてみます。
第6番は、これまであまり聴かなかったこともあり、手元にある音源も多分18種類と、あまり多くありません。
それらのHIROちゃんのライブラリーの中では、オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送響、ギュンター・ヴァント/ケルン放送響、朝比奈隆/大阪フィルハーモニーSO、セルジウ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル、ヨゼフ・カイルベルト/ベルリン・フィルハーモニー、オットー・クレンペラー/ニュー・フィルハーモニアO、スクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン放送響あたりがお薦めだろうか・・・
そんな中からどの演奏を聴こうかと考えたのですが、ラファエル・クーベリック指揮/バイエルン放送響のDVD映像を持っていることを思い出したので、これを久しぶりに鑑賞することに・・・
■ラファエル・クーベリック指揮/バイエルン放送交響楽団
収録:1977年 ミュンヘン・ヘルクレスザール
このDVD、今から12年位前、会社員現役の横浜単身赴任中に、タワーレコード横浜店のワゴンセールで680円という安価で購入したもの。
クーベリックのブルックナー交響曲というと、多分、第3番、第4番「ロマンティック」、第6番、第8番、第9番がバイエルン放送響との録音で残されていると思うのですが、全曲録音できなかったことがブルックナー・ファンとしては残念です。
クーベリックのブルックナー交響曲第6番ですが、かなり前ですが、METEOR盤で、バイエルン放送響とのライブ演奏が非正規盤(海賊盤)でありましたが、残念ながら持っていません。この演奏は多分、末尾に紹介したYou Tube に投稿された音源と同じものだと思います。ライブ演奏ということもあって、かなりの力演! 第1楽章などは金管楽器の強奏も聴かれ、なかなか。第2楽章も深い感情が見られ、第3楽章、第4楽章のオーケストラもなかなか聴きごたえがあります。
さて、今回紹介するDVDですが、ニホンモニターから発売されていたもので、1977年ミュンヘン・ヘルクレスザールで収録された映像です。1977年で映像はカラーですが録音はモノラルです。映像を見ていると無観客なのでコンサートではなく、おそらくテレビの放送用として収録されたものと思います。ヴァイオリンの配置が左右両翼なので、ステレオで聴きたいところですが、モノラルでも聴きやすい音質と言えるでしょう。クーベリックの暗譜による指揮姿を見ることが出来るのも魅力です。
少しボケていますがテレビ画面をデジカメでパチリ!
第1楽章ですが、弦のちょっと変わったリズムに刻まれた後に打楽器が引継ぎ、金管楽器によって派手な主題となります、ここは厚い響きを感じますが、落ち着いた演奏です。
第2楽章は、アダージョ・・、ブルックナーのアダージョはどんな曲を聴いても美しく深い感情が表現されています。この演奏でも少し暗い寂寥感を感じさせますが、非常に美しい祈りを感じます。すばらしい。
第3楽章のスケルツオは、シンプルでキレのある演奏。終楽章は豪快さはないものの、オケの響きは聴きごたえありです。
第6番を聴いていると、同じブルックナーでも他の第7番から第9番までの印象や、第5番、第4番などの印象と比較すると大分異なる印象を受けます。
何となくまとまりのある音楽なのか、そうでないのか不思議さを感じる曲です。 まあ、それがこの曲の魅力かもしれません。
このDVDの演奏は、全体的には盛り上がりに若干欠けるようにも感じますが、数台のカメラで映し出される多方向からのアングルによる、クーベリックの指揮映像など貴重ですし、十分に楽しめると思いました。
この演奏と映像は下記の You Tube で鑑賞できます。ただしDVDより若干音は良くありません。
Bruckner Symphony No.6 Kubelik BRSO ブルックナー交響曲第6番 クーベリック バイエルン放送響 - YouTube
こちらは、前述のように多分、METEOR盤からのライブ録音だと思います。
海賊盤としては音もなかなか良いし、演奏もライブ感があっていいですね。
Bruckner - Symphony No.6 Kubelik BRSO live - YouTube
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪