冬休みに製作を予定していた6BQ5(EL84)のプッシュプル・アンプですが、やめて変更することにしました。
6BQ5(EL84)のプッシュプル・アンプですが、これまでに1度、製作したことがあります。出力も約10Wと大きいので力強い音がするのですが、音に繊細さがありません。(あくまで個人的な見解ですが・・・)
6BQ5(EL84)は三極管接続にすると、シングルでもプッシュプルでも五極管接続とはがらりと音が異なり、非常にクリアで心地よい音に激変します。
三極管接続にすると、シングルで約2W弱、プッシュプルだと約5W位の出力なので、当初は三極管接続のプッシュプル・アンプの製作を考えていたのですが、少し変わった回路で製作してみようと考え、「三極管接続のパラ・シングル・アンプ」を作ることにしました。
HIROちゃんの記憶では、これまで6BQ5(EL84)の三極管接続パラ・シングルでの製作記事などは見たことがありません。ならば・・・作ってみようと言うことで、決定しました。
因みに6BQ5(EL84)の規格表に書かれている、三極管接続によるシングル・アンプの動作例を見ると・・・
Ep:250V、Ip:36mA、Rk:270Ω、RL:3.5KΩ 出力1.94W となっています。電源トランスはタンゴのPH-120を使う予定です。このPH-120はシリコン・ダイオード整流で110mA、整流管使用で120mAという規格ですので、今回は、6BQ5(EL84)は三極管接続パラで50mA位の動作で設計しようと思います。これでも多分3W位の出力は出るでしょう。これくらいなら十分な出力ですし、プッシュプルに比べ回路が簡単でCRの部品も少なくて済みます。
6BQ5(EL84)は、バイアスが浅く感度の高い出力管なので、球のバラツキ等を考えるとパラ・シングルは適した回路ではないかもしれませんが、とにかく挑戦してみることにしました。
・・・・ 早速シャーシ作りをしました。・・・・
今回はコンパクトなアンプにする予定です。今日、午前中でシャーシ完成しました。
ちょっと変わった形ですが、これは最終的に木の箱に入れるためです。MT管用の穴を5個あけました。「なぜ5個なの・・・?」 6BQ5(EL84)は感度の高い球なので、ドライブは非常に楽です。12AX7か12AU7の片ユニット分(1/2)で十分です。今のところ12AU7の使用を考えています。ですから12AU7の半分を左右のドライブ管として使うので穴が5個なのです。(整流はダイオード)
シャーシが小型で電源トランスと6BQ5の真空管が近く、またチョーク・トランスも使用しないのでハムの発生が心配ですが、多分大丈夫でしょう・・?
電源トランスの穴の切り方が下手で、切り口にゆがみがありますが、トランスを取り付ければ見えなくなります。
使用したアルミ板の厚みが1mmなのでL型アルミ材で補強しました。
ここまで出来れば、後は部品を取り付け、配線をして木箱に組み入れればOK。
配線は簡単な回路なので楽です。明日は家の大掃除があるのですが・・・
できれば時間を作り、配線作業をやりたいと思っています。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪