今日、聴いたベートーヴェン交響曲第9番「合唱」

アンドレ・クリュイタンス(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
グレ・ブラウエンステイン(ソプラノ)
ケルスティン・メイエル(コントラルト)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
フレデリック・ガスリー(バス)
聖ヘドヴィヒ教会合唱団

 下の写真は東芝EMIから発売されていた1枚1,300円だったセラフィム盤のLPレコード。
1枚での発売だったので第3楽章の途中でレコードを裏返しにしなければならなかった。昔の第九のLPは、これが多かったように思える。



 

 CDになってから5枚組の交響曲全集BOXをなぜか3回も購入しましたが、現在、手元に残してあるBOXは、下の2020年に再発されたもの。それ以外は弟や友人にあげてしまった。


 

 アンドレ・クリュイタンスのベートーヴェン交響曲全集の録音は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団として初めての全集で、1957年12月に録音した、この第九が最初で1959年までに全9曲が録音されました。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にとっては、カラヤンの全集より早く完成していたのです。

さて、この全集は今では、やや古い録音となりましたが、演奏そのものは決して色あせてはいません。クリュイタンスのベートーヴェン交響曲と言うと、なぜか第4番や第6番「田園」などの偶数番号の評価が高く、HIROちゃんも特に第6番「田園」や、第8番は大好きな演奏です。(特に第8番がイイ!) しかし、評論家などでは奇数の第5番や、第7番、第9番などはあまり高く評価されない方が多く、第9番「合唱」は全体的に迫力に欠けるとか、あまり高い評価はされていません。しかし、どうしてどうして第5番や、今回の第9番「合唱」などの奇数番号の作品も素晴らしい演奏だと思います。
この第9番「合唱」でも重厚なベルリン・フィルの深みのある音と、見事なアンサンブル、そして重厚さを合わせ持った、ゆったりとしたテンポは正にHIROちゃん好みの演奏で合唱も素晴らしい・・・と、書くと 「いやいやベルリン・フィルの初期の全集ならカラヤンが最高でしょう!」 とおっしゃるカラヤン・フアンが多いでしょう。確かに多くのカラヤンの録音の中には好きなベートーヴェンもありますが、HIROちゃんはカラヤンのベートーヴェンはあまり好きになれない演奏が多いです。

では、今日は、このへんで・・・
大晦日までには、あと何枚かの「第九」を聴いてみたい・・・
HIROちゃんでした・・・(^^♪