昨日は出講日で、午前中から夕方まで授業がありました。昼休みに職場の直ぐ近くにある、リサイクル・リユース店に行ってみました。この店には古いLPレコードの100円コーナーがあるので良く出かけます。

そこで見つけたのが、次の4枚・・・


ブラームス交響曲第1番&悲劇的序曲

  ブルーノ・ワルター指揮/コロンビア交響楽団

  (SOCL1072)

ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」

  カール・ベーム指揮/ウィーン・フィルハーモニー

  他 1970年録音盤  (MG8601/2) 2枚組

チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」

  メンゲルベルク指揮

  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (MX9045) 

チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」

    ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮

  ベルリン・フィルハーモニー

  1951年4月 カイロ放送テープから  (MG6005)

 

 

 

このような名盤のLPが全て税込み100円でした。なので本体価格は91円! すべて4枚とも全くの傷なしでした。正にお買い得・・・

 

 

 これらは全部HIROちゃんの手元に既にライブラリーとして架蔵しているのですが、メンゲルベルクの「悲愴」以外はすべてCDだけでしたので、LPレコードを見つけた時には嬉しくなり、しかも100円・・・つい同じ物でも購入してしまいました。

メンゲルベルクの「悲愴」のLPは、これまでレコード・ナンバーがMZ盤で持っていましたが、今回のレコードナンバーはMXですので、MZシリーズの後から再販された<永遠の名盤1000シリーズ>で、かなりペラペラの1000円LP盤でした。

 

 今回、最もお買い得だったのが、カール・ベーム指揮のベートーヴェン交響曲第9番「合唱」(以下「第九」と記します)/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・他の1970年録音盤、ポリドールから発売されていたLP (MG8601/2) 2枚組で4,000円の価格、当時は欲しくても高価で手が出なかったのです。今回購入したものは帯付きで、中身は全く傷なしでピカピカでした。

 

 

 ちょうど年末に向け、「第九」の演奏をいくつか聴いているところなので、早速、CDではなく久しぶりにこのLPを聴いてみました。

カートリッジはシュアー/V-15タイプⅢです。

 

 

 さて、ベームのウィーン・フィルハーモニーとの「第九」ですが、この録音の10年後、1980年にベーム最後の録音として、最晩年のベームの数少ないデジタル録音として残されています。この演奏も持っていますが、演奏時間が79分という非常に遅いテンポでありながら、説得力のある崇高の境地に達した演奏ともいえるもので、特に第3楽章は素晴らしい美しさです。(遅すぎるという評価もありますが、独特な魅力がある演奏と言っていいでしょう)

 

 今回購入した1970年盤も約73分と遅いテンポですが、当時76歳のベームの緊張感と、生命力あふれる演奏を聴くことが出来ます。過度の強調はない手堅い第1楽章、引き締まりのある第2楽章のスケルツォ、そして、どこまでも美しく、ずっと浸っていたい第3楽章・・・、第4楽章は充実した熱演の独唱陣と合唱・・・これは名盤でしょう・・・

 

 因みに参考までにベームの「第九」のHIROちゃんのライブラリーは、下記のとおりです。

ウィーン交響楽団 他 (1957) モノラル LP/CD

バイロイト祝祭O・合唱団 (1963/6/23ライブ) CD

ベルリン・ドイツ・オペラO・合唱団 他

  (1963/11/7 東京/日生劇場ライブ) CD

ウィーン交響楽団 (ライブ/録音年不詳) CD 

  ※METEOR海賊盤

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

  ウィーン国立歌劇場合唱団 他 (1970) LP/CD

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

  ウィーン国立歌劇場合唱団 他 (1980) CD

 

 これらの音源のうち、のMETEORの非正規海賊盤の演奏がいつの録音のものか、分からなかったのですが、独唱者のローレンガー、シュヴァルツ、ローウェンタール、ウィンベルガーという歌手名から1980年7月18日のライブ録音とわかりました。おそらくFM放送などからのコピー盤だと思われます。

あらためて聴いてみたいと思っています。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪