※追加投稿:6SL7と6SN7の文章を修正、訂正しました。

  誤:6SN7は、やや繊細・・・

  正:6SL7は、やや繊細・・・   

 

 今日は夏至ですね・・・今日は仕事が休みなので、午前中は家庭菜園の草むしり・・・凄い雑草だらけで、まだ終わりませんが、夕方の16時に新型コロナの第1回目のワクチン接種があるので今日はもうやりません。

 

 完成したUV-211シングル・アンプですが、今日は出力を測定したり、中国製211をGEのVT-4Cに挿し換えたり、ドライブ管を6SN7から6SL7に挿し換えてみたりと・・・211アンプを弄っています。

あらためて完成した211アンプです。下の写真では中国製の211と、ドライブ管には国産NEC製の6SN7-GTB 、高圧整流管はJAN規格の5R4-GA を使っています。

 

 

追加したヒーター・トランスも黒色で塗装しました。端子がむき出しですが、ここは10V・・、12Vが最大電圧端子なので感電の心配はないのですが、あとから黒の何かで簡単にカバーします。

 

 

高圧用整流管はSTタイプの5R4も手元にあるのですが、今回は直管タイプでJAN規格の5R4-GAを使用しました。

 

 

100V DC電圧計の中古品が2個、手元にあったので取り付けたまでなのですが・・・

バイアス電圧監視用として便利・・・

 

 

今回のアンプは、前回投稿したとおり、前段の6SN7を高μ管の6SL7にそのまま挿し換えることが出来るように前段のB電圧を調整しました。同等管のRCAの5691も手元にあるのですが、今回は国産NECの通信用の6SL7-GTを挿し換えてみました。6SL7に挿し換えた場合、前段の電圧配分は大きく変わります。しかし211出力部の電圧はほとんど変わりません。

前段に6SL7に挿し換えた時の電圧を(  )に表記した回路図を末尾に掲載しておきます。

 

今回の211シングル・アンプの出力について

低周波発振器とオシロスコープを使い、最大出力を測定してみました。

その結果、約8W近くまでは出ますが、正弦波の山が崩れてくるクリッピング・ポイントを観測すると出力は約6.8Wです。(プレート電圧が800Vくらいだと、これくらいなのですね・・・)

前段のドライブ管により入力感度はかなり異なります。6SN7の場合は入力電圧1.7Vで6.8W、1Wに必要な入力電圧は0.55Vでした。プリ・アンプ(コントロール・アンプ)をつないで使用するHIROちゃんにとっては使いやすい感度です。

なお、このままの回路定数で6SL7に挿し換えた場合には約0.7Vで6.8W、1Wに必要な入力電圧は0.25Vでした。この感度ならNFBもかけられますね・・・

 

 

6SL7と6SN7との音の違いですが、大きくは変わらないのですが・・・

6SL7は、やや繊細さがあり、6SN7は、やや力感がある・・・まあ、そんな感じでしょうか・・・

100Hz、1KHz、10KHzの方形波(矩形波)をオシロで観測すると無帰還のため低域の減衰が見られますが、高域はそれほどの減衰は見られないのですが、6SL7では、6SN7より高域での減衰がやや早く見られます。

 

出力管の中国製211をGEのVT-4Cに挿し換えてみました。

 

 

 

各部の電圧は気持ちだけ高くなりましたが、211とほとんど変わりません。音の違い等については、出力トランスの1次側を見かけ14KΩに変更した場合も含め、もうしばらく聴いてからあらためて報告したいと思います。

(現在、中国製211の価格はいくらでしょう?・・・

HIROちゃんが購入したのはだいぶ前ですが、1本5,000円でした。

 

前段に6SL7に挿し換えた時の電圧を(  )に表記した回路図です。

 

 

このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪