今日はカルロス・クライバー指揮によるベートーヴェンの交響曲第4番と、第7番のDVDを紹介します。

 

 

下の写真はテレビジョンの画面をデジカメでパチリ・・・

 

 カルロス・クライバーの父は、やはり指揮者のエーリッヒ・クライバー・・・

(父エーリッヒが残した名盤と言えば唯一ステレオ録音のモーツアルトの「フィガロの結婚」全曲や、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」、第6番「田園」などが代表的な録音ですかね~)

 

 さて、カルロス・クライバーは、歌劇場やオーケストラの首席指揮者や音楽監督を経験しないで世界的に認められた指揮者。録音された曲も限られ、それらの全てが名盤とされていますが、映像も多くはないのですが、いくつか残しました。「ばらの騎士」「こうもり」「カルメン」などの歌劇や、「ニューイヤー・コンサート」・・・交響曲だとブラームスの第2番、第4番やモーツアルトの第33番、第36番「リンツ」、そして今回紹介するベートーヴェンの第4番、第7番があります。

 

 カルロス・クライバーの魅力、もちろん演奏が素晴らしいのですが、HIROちゃんは彼の指揮姿も大変魅力を感じます。全身を大きく動かしたエネルギッシュで躍動感あふれる指揮・・それでいて流麗で華麗・・・演奏を楽しんでいるような笑顔・・・

カラヤンの残した演出、切り貼り満載のごまかし、インチキ映像作品(これはこれで演奏は、まあ良いのですが・・)とはまるで異なる、感動的な映像ばかりです。

 

 そんな中から紹介するのが、今回のDVD映像のベートーヴェン交響曲第4番と、第7番・・・カルロス・クライバーの指揮したベートーヴェンの交響曲というとHIROちゃんの手元には、バイエルン国立管弦楽団との第4番(1982年)、第6番「田園」(1983年)、第7番(1982年)のライブ盤、そしてDGに残したウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との「第5番」(1974年)、「第7番」(1976年)がCDや、LPレコードであり、これらも「名演・名盤」と言えるでしょう。

 

 今回は久しぶりにベートーヴェンの第4番と第7番のDVD映像を鑑賞しました。この映像はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮した1983年のライブ映像です。

久しぶりに鑑賞したのですが、初めて見た時の感動は今でも変わりません。

映像はクライバーの指揮姿が中心ですが、カメラワークも良く、オーケストラやコンセルトヘボウの熱狂的な雰囲気が良く伝わってきます。

第4番も第5番も演奏スタイルは似ていると思います。どちらも比較的早いテンポで終楽章に向かって盛り上がっていきます。特に第4番も第7番も終楽章では快速テンポにオーケストラは食いついていく白熱した演奏で、特に管楽器などは映像を見ていると、良くあのテンポについていけるな~って感じです。

クライバーの演奏を言葉で表すならば、「緊張感」「躍動感」「圧倒的」「熱狂」「白熱」「興奮」「知的」「優雅」「流麗」「みずみずしさ」「こまやかさ」・・・これらのどの言葉にもあてはまるでしょう。

 レコーディングや、コンサートをキャンセルすることも多かったらしく、「ドタキャン」という言葉もあてはまるのでしょうか・・・

いずれにしても彼の残してくれた数少ない音源や映像には感謝したい。できれば、もう少し長生きしてほしかったし、多くのレコーディングを残してほしかった。

クライバーの演奏するベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」、第9番「合唱」などはコンサートのプログラムにあったのでしょうか・・・?

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪