通販で購入したロシア製の電力増幅ビーム管6П3С(6P3S)ですが、ペアチューブではありませんが、2本セットでも3,000円以下、1本あたり1,500円もしない安価な出力管です。(メーカーは不明)

 

 

通販の説明文を見ると6L6/6L6GT/6L6GC/5881互換となっていて、最大プレート損失の規格は22Wとなっています。それ以上の記載はありません。

安価な真空管のため、6L6族の代用として、これまで何本か購入し、シングル・アンプやプッシュプル・アンプを作ってみましたが、意外と音も良く6L6族の代用品として十分に使用できます。ただし、球の形があまり良くありません。(HIROちゃんの好みではない)そのため、アンプの見た目を気にする方には少し残念?と言える真空管です。

 

この真空管を使うにあたって注意する点は最大プレート損失が22Wということです。同じ6L6でも6L6(6L6-G)はビーム管接続で最大プレート電圧は360V、最大プレート損失規格は19W、5881の最大プレート損失規格は23Wです。

ですので、そのまま6L6(6L6-G)や6L6-GTの代わりに挿し換えて全く問題はありません。しかし、6L6GCだと最大プレート電圧はビーム管接続で500V、最大プレート損失の規格は30Wです。そのため、最大プレート損失が22W以下での動作であれば、そのまま挿し換えが出来ますが、6L6GCの最大定格での動作ですと音は出ますが、球の寿命は保証できずにすぐに駄目になってしまうでしょう。6L6GCを使用したギター・アンプの交換用してのお薦めはあまり出来ませんが、6L6属のアンプを自作する方にとっては、安価なのでお薦めですよ。

しかし、「メーカーの違いで音がものすごく違う」とかおっしゃる音にうるさい音マニアの方にはお薦めしません。

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪