テノール歌手の新垣勉さんをご存じですか・・

新垣さんは1952年、沖縄生まれのテノール歌手。米軍兵と日本人の母との間に生まれ、生後まもなく助産婦の過失により失明。不遇の少年期を過ごされたようですが、盲学校を卒業された後、牧師を目指し東京キリスト教短期大学、西南学院大学神学部を卒業。副牧師になった後、ある牧師との出会いがきっかけで、声楽と伝道の道を目指すことを決意。35歳で武蔵野音楽大学声楽科に入学し、同大学院修了。2001年にCD発売された「さとうきび畑」が異例の大ヒットとなり、天性の明るさを持つ澄み渡った歌声は、現在も活動を続けていて、人々の心に深い感動を与えています。

クラシック音楽をはじめ、ジャンルを超えた多くのレパートリーがあり、これまで多くのCDアルバムが発売されていますが、その中から3枚のアルバムとコンサート・ライブのDVD1枚を持っているので紹介します。

 

さとうきび畑

2001年7月に発売になったファースト・アルバムで異例の大ヒットとなったCD。

 

 

1.カーロ・ミオ・ベン

2.オンブラ・マイ・フ

3.主の祈り

4.平城山

5.さとうきび畑

6.天使のパン

7.プロメッサ(誓い)

8.アヴェ・マリア(シューベルト)

9.神よ、あなたが私とともにおられれば

10.初恋

11.椰子の実

12.荒城の月

13.花(すべての人の心に花を)

14.スティール・アウェイ

15.アメジング・グレイス

16.アヴェ・マリア(カッチーニ)

 

出逢い

~我が心の歌~

2002年11月発売の2枚目のアルバム、ここではクラシックではなく、これまでの日本の歌謡曲など、ヒット曲を中心に録音したもの。

 

 

1.愛燦燦

2.芭蕉布

3.戦争は知らない

4.白いブランコ

5.風

6.見上げてごらん夜の星を

7.さらば青春

8.なごり雪

9.きみの朝

10.花のメルヘン

11.シクラメンのかほり

12.野に咲く花のように

13.遠くへ行きたい

14.また逢う日まで

 

新垣勉の軌跡

2007年11月発売のアルバムで、2007年12月TV:CX系スペシャル・ドラマ『まだ見ぬ父へ、母へ・魂で歌う青い海~全盲のテノール歌手・新垣勉の軌跡』で使用される楽曲を収録したスペシャル・アルバム。

 

 

1.アヴェ・マリア(マスカーニ)

2.カーロ・ミオ・ベン

3.マンマ

4.天使のパン

5.さとうきび畑

6.てぃんさぐぬ花

7.いつくしみふかき

8.主の祈り

9.アメイジング・グレイス

10.アヴェ・マリア(カッチーニ)

11.千の風になって

12.花-すべての人の心に花を

 

武道館ライブ/チャリティー・コンサート

願い~愛と平和の歌

2004年2月20日に行われた新垣勉の武道館におけるチャリティー・コンサートを収録したベスト的選曲な初の映像作品。

 

 

このチャリティー・コンサートは、近年、亡くなられたアフガニスタンで医療活動や、水路、井戸堀を行っていた中村哲医師らのボランティアを支援する「シャワール会」のチャリティー・コンサートで無料招待、募金箱での寄付を集めたとのこと。

同年9月に発売されたDVDです。・・新垣さんのコンサートは、いつも曲間で話をしながらのトーク・リサイタルで、曲の紹介もご自分で話すと共に、曲間でのトークの中では駄洒落が連発。楽しく鑑賞できるコンサートにもなっているようです。このDVDではそのトークの一部が収められていて、駄洒落に会場の明るい笑いと雰囲気が良く伝わってきます。今回は約10年ぶりに鑑賞しました。

 

1.グラナダ

2.愛しの君よ

3.朝の歌

4.愛の喜び

5.アヴェ・マリア(シューベルト)

6.アヴェ・マリア(マスカーニ)

7.遠くへ行きたい

8.早春賦

9.荒城の月

10.青い空は

11.イムジン河

12.芭蕉布

13.愛燦燦

 

紹介したこれらのCDやDVDを鑑賞すると、盲目のテノール歌手というハンディを負いつつも、35歳から音大、そして大学院まで進学し、歌を学んだ荒垣さんの歌唱は心を揺さぶり、平和を祈る心やメッセージが良く伝わってきます。人間性のある力強い歌声は素晴らしいと感じました。

 

では、きょうは、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^^♪