前回、投稿したコンパチブル・アンプの製作については、その③として再度、近いうちに投稿します。今後シリーズで、その⑤くらいまでは、何種類かの出力管で書きたいと思っています。今では貴重となった真空管です。1台のアンプで兼用できるコンパチブル・アンプを作って楽しみたいものです。

 

 さて、今回は久しぶりに「ジャンク・コーナー(真空管編)」です。これまでも多くのテレビ管やラジオ管、オーディオ管などのジャンク真空管をジャンク箱の中から取り出し紹介してきましたが、まだまだあります。今回紹介するジャンク真空管は25E5です。

 

 

 

 この真空管をご存じの方は、オールドの方で真空管のテレビを弄ったことのある方や、オーディオ・マニアの方でしょう。

 25E5は、テレビの水平偏向出力管として作られた真空管ですが、アンプの電力増幅用としても使われました。

 低いプレート電圧で大きな出力が得られるGT管です。昔はヒーターの規格が25Vなので4本を直列でつなぐとちょうど100Vでヒーターが点火できるため、トランス・レスで、100Vから倍電圧でB電源を確保してAB2級プッシュプル・アンプや三極管接続によるSEPP動作や、OTL回路でアンプを作られた方がおられたと記憶しています。

 

 なぜかHIROちゃんの手元には、この25E5が1本しかありません。多分、中学生の頃に町の電気屋さんの裏庭に捨ててあった壊れたテレビから抜き取ってきたものを残しておいたものだと思います。ちょうど東京オリンピックのあった1964年(昭和39年)の頃の話です。今でもテレビから抜き取った多くのジャンク真空管は、捨てずにコレクションとして?残しています。

 25E5は1本だけなので使いようがありません。まあ、HIROちゃんの真空管のコレクションのひとつとして残しておきましょう。中学生の頃は真空管が宝でしたからね・・・手にとってはガラスを布で磨いてニヤニヤしていました。

 

 同じ特性の6.3V管としては6CM5があります。25E5のヒーター規格は25V 0.3A、6CM5は6.3V 1.25A です。

規格はこちらを見てください。

https://tubedata.jp/sheets/201/6/6CM5.pdf

 

では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。 (^.^)/~~~