指揮者の荒谷俊治さんが亡くなられた。享年89歳。

荒谷さんは九州大学文学部を卒業、指揮法を石丸寛 氏に、作曲を髙田三郎 氏に学び、1959年、プロの東京混声合唱団を指揮してデビュー。

1968年に東京フィルハーモニー交響楽団指揮者に、1974年に名古屋フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者に就任したほか、アマチュアの育成にも尽力された方です。

 

HIROちゃんにとって荒谷さんは、オーケストラの指揮者というより合唱指揮者というイメージが強く残っています。荒谷さんは多くのアマチュア合唱団の育成に力を入れていました。私もアマチュアの合唱団に在籍中に荒谷さんの指揮で、ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」、モーツアルトの「レクイエム」全曲、そしてグノーの「聖セシリアの荘厳ミサ曲」全曲をオーケストラと共にステージで歌ったことがあるのです。下記の写真は昭和54年度の茨城県芸術祭 「茨城県合唱連盟創立30周年記念演奏会」 での音源。当時、カセットテープを合唱連盟で斡旋したものを購入し、後にCD-Rに自分でコピーしたものです。

 

 

荒谷さんの練習では、自ら声を出して歌って指導をします。その声が素晴らしい美声だったことを覚えています。このグノーの荘厳ミサですが、ステレオ録音ですが、カセットテープがかなり劣化してからダビングしたので、良い音とは言えませんが十分に鑑賞できます。この演奏会での常森寿子さんが良かった・・・・今日、あらためて聴いてみましたが当時はHIROちゃんも結婚前の27歳・・・若かったな~~~~ 荒谷さんを偲びながら懐かしい演奏会の録音を聴くことが出来ました。

 

では、またね・・・HIROちゃんでした。