※2019/11/02 21:45 追加投稿
更に2種類の音源があり、計23種類です。今後の記事に追加します。
前回の投稿同様に自分なりに寸評と適当に推薦(決定盤/名盤)、準推薦(名盤)、注目盤を★の数で選んでみました。あくまで個人的な好みの演奏です。なお、掲載は順不同で録音年月順というわけではありません。
■セルジュ・チェリビダッケ指揮/ケルン放送交響楽団、
アグネス・ギーベル(Sp)/ ハンス・ホッター(Bs)
録音:1957年10月ライヴ
■セルジュ・チェリビダッケ指揮/ RAIミラノ交響楽団・合唱団
アグネス・ギーベル(Sp)/ヘルマン・プライ(Br)
録音:1960年2月19日 ミラノ(ライヴ)
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団、ミュンヘン・バッハ合唱団員
ブアーリーン・オージェ(ソプラノ)、フランツ・ゲリーゼン(バリトン)
録音:1981年7月2日、ルカ教会、ミュンヘン
何故かチェリビダッケが3種類も…一時、チェリビダッケに夢中になった時期があり、そのころ1957年、1960年のライブ盤を購入しましたが正規盤ではありません。(この2種類の演奏時間は約75~76分です)
1981年のミュンヘン・フィルとの正規盤ですが、他の晩年の演奏と同様に異常なくらい超スローな演奏で約86分もかかります。緊張感もありダレた演奏ではないのですが、あまりの遅さに聴いていて疲れ、ついていけません。また合唱はあまりの遅さに言葉の語尾が揃っていないでバラバラに聴こえるところが多いのです。これではせっかくの緊張感も台無し・・・
1957年はいわば海賊盤ですが、ハンス・ホッターの堂々とした歌唱と響きには感動。ホッターのソロに敬意・・・そのため注目盤★としました。
■ヘルムート・コッホ(指揮)、ベルリン放送交響楽団&合唱団
アンナ・トモワ=シントウ(S)、ギュンター・ライブ(Br)
1972年 キリスト教会,ベルリン
推薦(決定盤/名盤)★★★★★
久しぶりに聴いてみましたが素晴らしいブラームスです。オーケストラも合唱とも文句なし。スケールの大きい演奏。特に合唱が素晴らしく、第1楽章から美しい天上の音楽を聞かせてくれます。全曲を通して崇高な響きには圧倒。
前回の投稿でクレンペラーが決定盤と書きましたが、このコッホのほうが上かも…
■スティーヴン・クローベリー(指揮)
スーザン・グリットン(Sp)、ハンノ・ミュラー=ブラフマン(Br)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
エフゲニア・ルビノヴァ&ホセ・ガリャルド(ピアノ)
注目盤★
この演奏ですが、オーケストラではなく、ピアノ2台の伴奏によるめずらしい録音。(アマチュア合唱団の定期演奏会などではミサ曲などでもピアノ伴奏が多く、珍しくありませんが…)
多くのミサ曲などを聴かせてくれるケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団ですが、ここでも合唱の女声部は児童合唱による演奏です。そのためか清らかな教会でのミサ曲のように感じる部分の多い演奏ですが、時々、合唱の発声の不揃いさが目立つところがあるのが残念。ピアノ伴奏ということで注目盤★としました。
■クラウス・テンシュテット
ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、ヨルマ・ヒンニネン(バリトン)、
ロンドン・フィルハーモニー合唱団、BBC交響合唱団
録音:1984年8月19,20,23-25日 アビイ・ロード第1スタジオ
準推薦(名盤)★★★
テンシュテットはBBC交響楽団とのライブ録音も残していますが、これはスタジオセッションによる演奏盤です。ライブ盤が素晴らしいとのことですが残念ながら聴いていません。
このセッションでの演奏はゆったりとした伸びやかな演奏で、演奏時間も約81分と長いのですが、ダレた感じはなく崇高で美しいブラームスを聴かせてくれます。
ここでのソプラノ独唱は今年の9月に亡くなったばかりのジェシー・ノーマン、やや太めの堂々とした歌唱を聴かせてくれます。
■モルテン・トップ指揮/アカデミスク管弦楽団
アカデミスク合唱団 他
1999年11月 ティヴォリ・コンサートホール(デジタル)
有名なレクエエム10曲を中心に収められた10枚組の廉価盤BOXの中の1枚、ほとんどが聞いたことのない演奏家ばかりですが、一定水準の演奏で、どんなレクイエムなのかを聴くのには十分といった感じです。
さて、紹介数23の演奏のうち、残すは後、9種類・・・・
どんな演奏なのか・・・決定盤はあるのでしょうか・・・
次の3回目の投稿も読んでくださいネ。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。