出力トランス/春日無線 KA-3250

   夏休みに製作を計画している6F6-GTパラプッシュプル・アンプ(オルソン・アンプ)の部品を家の中で探していたら、春日無線変圧器のシングル用出力トランスKA-3250が2個出てきました。
以前に製作したアンプから取り外したもので、ダンボール箱に入れたまますっかり忘れていました。

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    見た目は、かなり小さいトランスですが、一次重畳最大電流は70mA、一次側は3KΩ(2KΩタップ付き)、二次側は4Ω、8Ω、16Ωという規格…
2次側4Ωに8Ωのスピーカーを負荷すれば一次側は6KΩとしても使用できます。
 規格的には2A3のシングル・アンプでも使用できますが、見た目が小さいのが難点。真空管アンプとしての見た目の魅力が、バランス的にやや貧弱にみえてしまいます
音については小型のトランスにしては結構良いのですが…個人的には、全体的にやや高域寄りの音に聴こえます。低音は十分に出ていますが、コアボリュームが少ないためか、音の伸びはイマイチに感じます?…

 このトランスと同程度の規格のトランスと言えば、東栄変成器のOPT-5S、ノグチトランスのPMF-6Wなどがあります。音については好みもあるので何とも言えません。この3種類の出力トランスは全て使用した経験がありますが、個人的には、東栄変成器のOPT-5Sが最も癖のない音で聴きやすい気がします。

 現在、この春日のKA-3250の他、小型のシングル用として手許には東栄変成器のOPT-5ST-1200の新品のストックが2個づつあるので、夏休みのオルソン・アンプでも完成したら、これらの出力トランスを使って何かシングル・アンプを作ってみたいと思っています。

 そろそろ…オルソン・アンプのシャーシ加工に入ろうと思っているので…やる気スイッチを入れなければ…夏休みが終わってしまいます。。。このシャーシ加工(製作)には、いろいろと案があり、まだ、どのようにするか決めていません・・・まあ、どのようなシャーシにするにしてもアルミとは言え、2mm厚の板に真空管用の穴をたくさんあけなければならない…大変だ~~~・・・・
ヤル気スイッチが入るだろうか・・・

 では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。