バンベルク交響楽団、創立70周年記念名演奏集

今年、4月に発売された 「バンベルク交響楽団、創立70周年記念」の17枚組のBOX・・・発売当時から気になっていたBOXですが、最近になってタワーレコードの通販で税込3,552円に値下げのセール・・・・つい購入のボタンをクリック・・・購入しました。購入にあたっては500円分のクーポンで500円引きの3,052円・・・ポイント10倍セールで300円分のポイント、実質2,752円・・・CD1枚分の価格で購入した17枚組のBOXです。
このBOXは、グラモフォンからの発売ですが、他社レーベルの音源が多く収められているのも特徴。モノラル録音から、最近のデジタル録音まで音源は様々・・・またライブ録音のステレオ盤で発出のものも多いので嬉しくなってしまいます。
カイルベルト指揮のベートーヴェン交響曲第1番や、モーツアルト交響曲第40番、ヨッフムのモーツアルト、ケンペのシューベルトなど、何曲かは既に手許にあるのですが、ほとんどは聴いていない音源ばかり・・・
このBOXの内容は次のとおりです。購入先のタワーレコードの通販サイトからコピーし、少し見やすくしました。
『バンベルク交響楽団、創立70周年記念名演奏集』
【曲目】
【CD1】
スメタナ:『わが祖国』より「モルダウ」「ボヘミアの森と草原から」
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1961年6月, 1962年6月],
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
フリッツ・レーマン(指揮)[録音:1953年3月]
【CD2】
モーツァルト:ハフナー・セレナード K.250
フェルディナント・ライトナー(指揮)デネス・ジグモンディ(ヴァイオリン)
[録音:1951年12月],
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1958年7月]
【CD3】
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)フェルディナント・ライトナー(指揮)
[録音:1960年4月],
モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンドイ長調K.386
カール・ゼーマン(ピアノ) フリッツ・レーマン(指揮)
[録音:1952年10月],
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1959年7月]
【CD4】
R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』より「ワルツ」
クレメンス・クラウス(指揮)[録音:1953年1月],
グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲Op.46
オトマール・スィトナー(指揮)[録音:1952年8月],
チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
フリッツ・レーマン(指揮)[録音:1952年2月],
J.シュトラウスII:ワルツ『芸術家の生活』Op.316
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1956年10月],
J.シュトラウスII:ワルツ『春の声』Op.410
フェルディナント・ライトナー(指揮)[録音:1952年8月]
【CD5】
ウェーバー:歌劇『オイリアンテ』序曲
ルドルフ・ケンペ(指揮)[録音:1963年6月]
メンデルスゾーン:劇付随音楽『夏の夜の夢』序曲
ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)[録音:1989年2月:初出]
ベートーヴェン:『コリオラン』序曲
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1954年8月]
シューマン:劇音楽『マンフレッド』序曲 Op.115
フリッツ・レーマン(指揮)[録音:1952年2月]
ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
フリッツ・レーマン(指揮)[録音:1951年12月]
ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)[録音:1953年10月]
ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
クレメンス・クラウス(指揮)[録音:1953年1月:初出]
ベートーヴェン:『エグモント』序曲
オイゲン・ヨッフム(指揮)[録音:1985年10月]
【CD6】
スメタナ:歌劇『売られた花嫁』(抜粋)
ルドルフ・ケンペ(指揮)[録音:1962年12月]
【CD7】
マーラー:交響曲第4番
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)エディット・ガブリー(ソプラノ)
[録音:1971年1月8日ライヴ:初出]
マーラー:さすらう若者の歌
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)ノーマン・フォスター(バリトン)
[録音:1953年9月]
【CD8】
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
クルト・ザンデルリンク(指揮)[録音:1998年4月23日ライヴ:初出],
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.46-8, 4, 2, 5、Op.72-8, 1
アンタル・ドラティ(指揮)[録音:1974年3月]
【CD9】
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽K.477,
交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
オイゲン・ヨッフム(指揮)[録音:1982年3月],
R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』
『ドン・ファン』
オイゲン・ヨッフム(指揮)[録音:1984年3月]
【CD10】
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)[録音:1995年12月9日ライヴ:初出],
アルプス交響曲
ホルスト・シュタイン(指揮)[録音:1988年5月]
【CD11】
シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
ルドルフ・ケンペ(指揮)[録音:1963年6月]
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
ホルスト・シュタイン(指揮)[録音:1997年9月]
【CD12】
ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲
ホルスト・シュタイン(指揮)[録音:1986年12月],
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
ホルスト・シュタイン(指揮)[録音:1987年10月]
【CD13】
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
ギュンター・ヴァント(指揮)[録音:1995年7月7日ライヴ:初出]
【CD14】
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)[録音:1991年6月],
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.93
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)[録音:1995年10月9日ライヴ:初出]
【CD15】
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲
ジョナサン・ノット(指揮)[録音:2012年9月8日ライヴ:初出],
マーラー:交響曲第1番ニ長調
ジョナサン・ノット(指揮)[録音:2006年2月]
【CD16】
R.シュトラウス:4つの最後の歌
ゲニア・キューマイヤー(ソプラノ)ジョナサン・ノット(指揮)
[録音:2014年9月8日ライヴ:初出],
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
ジョナサン・ノット(指揮)[録音:2006年2月]
【CD17】
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1940年10月9~10日:初出],
プフィッツナー:歌劇『パレストリーナ』より前奏曲
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1943年3月21日:初出],
シューマン:交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)[録音:1944年7月10日:初出]
【演奏】
バンベルク交響楽団(CD1~16),
プラハ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団(CD17)
正直、まだ全部のCDは聴き終わっていません。これまで聴いた主な曲はケルテス指揮/マーラー交響曲第4番(ライブ)、ザンデルリンク指揮/ベートーヴェン交響曲第6番「田園」(ライブ)、ヴァント指揮/ブルックナー交響曲第9番(ライブ)、ブロムシュテット指揮/ブラームス交響曲第4番(ライブ)などですが、いずれも興味深く聴くことが出来ました。
ケルテスのマーラーは初めて聞きましたが第2楽章、第3楽章などでは、いくらか弦楽器に粗さが見られるものの、リズム感のある演奏です。
ザンデルリンクの「田園」は、かなり期待して聴いたつもりですが、個人的には好んでたくさん聴く曲ではないせいか、私には少し平凡にきこえます?。
ブロムシュテットのブラームスとギュンター・ヴァントのブルックナーのライブ録音は素晴らしい演奏です。
特にブルックナー交響曲第9番はヴァントの晩年のライブですが、全体的に地味な演奏とは言え、随所に金管楽器の強いアクセントが見られるなど、隅々までヴァントの表現意図が汲み取れる広大な演奏。。。。
ヴァントのブルックナーは個人的に好きな演奏が多いですが、このライブも素晴らしいと思いました。ブルックナーの交響曲の演奏では、フルトヴェングラーのベートーヴェンのような激しいうねりや、テンポ・ルバートは必要なし・・・
まだ、聴き始めたばかりで、全部は聴いていませんが、これからも多くの録音を聴くことができるので楽しみなBOXです。
なお、バンベルク交響楽団の紹介と、今回のBOXについてタワーレコードの通販サイトに書かれていた紹介文がありましたので、下記にコピーしました。
ドイツの伝統を守りながら独自のサウンドを磨き上げたオーケストラの歴史
1946年3月、第二次大戦後避難民としてプラハやカールスバード、シュレジアからバイエルン州・バンベルクに移り住んだ音楽家たちによって結成されたバンベルク・トーンキュンストラー管弦楽団。古き良き音楽伝統の発祥地であるボヘミア気質を受け継ぎ、行き届いた訓練、卓越した技術と感性、洗練された響きで成功を収め、同年6月に「バンベルク交響楽団」に改称しました。カイルベルト、ケンペ、クナッパーツブッシュ、クレメンス・クラウス、ヨッフム、ホルスト・シュタインらの名指揮者たちが独自のサウンドを磨き上げました。2000年には首席指揮者にジョナサン・ノットを迎え、数々の名演を重ねています。バンベルク交響楽団創立70周年を記念するこのボックスには、ドイツ・グラモンフォンのみならず、オイロディスク、ワーナー、オルフェオ、Tudor等の音源の他、貴重な未発表ライヴ音源も多数含まれています。CD17は、同楽団の前身となる「プラハ・ドイツ・フィルハーモニー」の首席指揮者カイルベルトによる音源が収録されています。
【参考投稿記事】
この「その他、ピアノ曲、BOX,他」の書庫には下記の投稿があります。タイトルをクリックすれば記事につながります。
では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。