大江光の音楽について
 
 大江光氏は1963年生まれの知的障害者の作曲家、生まれた時に既に脳に大きな瘤があり、手術で取り除きましたが、脳に障害が残りました。
 父はノーベル文学賞受賞者の大江健三郎氏、映画監督の伊丹十三氏は伯父、そのような有名人の家族関係や、知的障害者の作曲した音楽・・・と言うことで大きな話題となり、テレビでも何回か放送されました。
 そのようなことで、レコード会社も宣伝がしやすかったのか、これまでに何枚かのCDが発売されていますが、そのうち私の手許にあるのは次の3枚です。1枚目は1992年、2枚目は1994年、3枚目は1998年の録音となっています。2005年に発売された「もう一度」と名付けた4枚目のCDは手許にはありません。
 
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 いづれのCDも1~2分という、とても短い曲が20数曲、録音されています。CD毎、1曲毎の評価は、とても書ききれませんので書きませんが、初めの1枚目では、主にピアノ独奏曲とピアノ伴奏を伴ったフルート曲で、2枚目以降になるとこれらの他にも、ヴァイオリン、ギターなどの楽曲も増えてきます。
 
 話題性のある作曲家ですが、彼の音楽はクラシック音楽とは言え、「幼稚でとてもつまらない音楽」「モーツアルトの初期の作品のパクリ的音楽」「感動が得られず面白くない」「小学生の作った童謡のような感じ・・・」「2度は聴かない・・・」など、彼の曲に対する評価はかなり低いものとなっています。
 一方、「非常にシンプルで素直」「メロディーが美しい」「作曲を重ねるたびに音楽性が向上している」「作曲者の優しい気持ちや楽しい気持ちが伝わってくる」「聴いていて癒される・・・」といった好意的なレビューも聞かれます。
 
 さて、私、HIROちゃんの評価は・・・後者ですね。
確かに大江光氏の音楽は、音楽的、芸術的には優れているわけでもなく、未熟で幼稚なものかも知れません。時には違和感を感じる時も無いわけではありません。
 しかし、音楽の楽しさ、美しさ、かなしさ、などがストレートに伝わってくる音楽で、単なると言ってはなんですが、BGMとして心に響く音楽なのです。
 
 
【参考投稿記事】
この「その他、ピアノ曲、BOX,他」の書庫には下記の投稿があります。タイトルをクリックすれば記事につながります。
 
では、またね・・・・HIROちゃんでした。