ドヴォルザーク交響曲全9曲/リボル・ペシェク
 
  ドヴォルザークの交響曲については、以前、このブログで紹介をしていますが、最近、タワーレコードの通販から、リボル・ペシェク指揮の交響曲全曲と管弦楽曲集が7枚組のBOXとして発売されました。ドヴォルザークの交響曲は、かなり持っているので、もう購入する必要はないと思っていたのですが、これまで聴いたことのない管弦楽曲が収められていたのと、7枚組でなんと税込1,987円というお買い得・・・つい購入のボタンを押してしまいました。
 
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         [CD1]※交響詩「野鳩」、 ※交響曲第1番、 ※序曲「謝肉祭」
         [CD2]交響曲第2番、 序曲「我が家」、 ※スケルツォ・カプリチオーソ
         [CD3]※交響曲第3番、交響曲第4番
         [CD4]チェコ組曲、 交響曲第5
         [CD5]序曲「自然の王国で」、 交響曲第6番、 序曲「オセロ」
         [CD6]※交響曲第7番」、※交響曲第8,
         [CD7]※交響曲第9番「新世界より」、※ アメリカ組曲
 
       リボール・ペシェク(指揮)
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
     ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(※)
 【録音】19871996
 
ドヴォルザークの交響曲というと、チェコやスロヴァキア出身の指揮者、あるいはチェコや、スロヴァキアのオーケストラの演奏にかぎる・・とおっしゃる方もおられるようですが、第9番「新世界」などの演奏では、個人的な好みですが、ケルテス/VPO、フェレンツ・フリッチャイ/ベルリンPO、カラヤン/BPOなど多くの名盤があります。
よく、クーベリックや、コシュラー、アンチェルなどの演奏では、「ボヘミア的なものが感じられて良い」などと評価されますが、私自身はボヘミア的なもの、あるいはチェコ風、・・民族性などと言われても、どんな感じなのかわかりません。
とは、いっても、やはり自国の曲となれば、演奏にも力が入るのでしょうね・・・
 
今回紹介するリボル・ペシェク(リボール・ペゼクという表記もみられる)は、1982年から1990年まで、チェコ・フィルハーモニーOの常任指揮者、1987年から1998年まで、ロイヤル・リヴァプールPOの音楽監督に就任していて、その在任中に録音したもの。
今回、全曲を一気に聴いてみました。ドヴォルザークの交響曲というと第8番、第9番「新世界」が有名で録音も多く、まあせいぜいきいても7番くらいでしょうか。今回、あらためて聴いてみると、第5番や第6番もなかなか聴きごたえのある曲に感じました。全交響曲の中では、第9番「新世界」が名演。これまで私の手許のライブラリーの中に1枚だけリボル・ペシェクの第9番「新世界」があったのですが、この音源は別録音のもので、オーケストラはスロヴァキアPOとなっています。この演奏と今回の演奏は基本的には同じようですが、今回のは録音も良く、堂々とした第1楽章でのティンパニーの強打と、熱気を感じる第3楽章がとても印象に残りました。第9番「新世界」については、この他にも何回か録音しているようです。
このドヴォルザークの交響曲全集は、クーベリックや、コシュラーなどと並ぶ「チェコ出身の指揮者の演奏する隠れた名盤のひとつ」とも言えると思います。
また、これまで聴いたことのなかった管弦楽曲では、「アメリカ組曲」「チェコ組曲」が興味深く聴くことが出来ました。
 
■ドヴォルザーク交響曲の名盤
 (過去の投稿記事です)
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 (86種類目のベートーヴェン交響曲全集です)
  交響曲第9番「合唱」
 
 
------- おまけ -----
 
このBOXのCDジャケットのデザインが気に入りました。何故か交響曲第2番のジャケットだけが統一性が無いので残念です。良くわかりませんが、チェコの風景画でしょうか・・???
きれいだな~・・・と思ったので全部スキャンしました。
 
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では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。