ミュージカル映画/ステート・フェア
久しぶりに「ミュージカル映画」の紹介・・・・

映画は、「ステート・フェア」
です。リチャード・ロジャース
と、オスカー・ハマースタイン
二世のコンビによる作品です。
この2人によるミュージカルは、
このブログでは、これまで「南
太平洋」「オクラホマ」「王様
と私」の3作品を紹介していま
すので今回は4作品目です。
その他の作品では、最も有名と
もいえる「サウンド・オブ・ミ
ュージック」そして「回転木馬場」、などの名作がありますが、
これらも近いうちに紹介しましょう。
「ステート・フェア」は元々、「アメリカ祭」をリメイクして1933年に公開されたオリジナル映画を1945年にミュージカル映画として更にリメイクした作品。公開は1948年、監督はウォルター・ラング、彼はこの映画をきっかけに1952年に「ショウほど素敵な商売はない」、1956年に「王様と私」の名作を生んでいます。主なキャストはジーン・クレイン、ダナ・アンドリュース、ディック・ヘイムズ、ビビアン・プレイン、チャールズ・ウィニンジャー。戦後、日本で初めて公開されたミュージカル映画です。
「ステート・フェア」とは、日本語に訳すと「共進会」、出品された農作物や家畜、工業製品を一般の人々に展示し、その優劣を決める会を言いますが、「品評会」を兼ねたお祭りのようです。
このミュージカル映画は,アメリカの農家の家族4人(フレイク夫妻と息子のウェイン、娘のマージー)が共進会に出かけた事を描いたもので、共進会で父は豚の品評会に参加、母は家庭の味コンテストに参加、娘は、共進会でシカゴの新聞記者と恋に落ち、息子は歌手のエミリーに失恋する・・・と言ったストーリーですが、品評会やコンテストの結果は?・・・恋の行方は?・・・、映画の内容としては、やや貧弱な感じもしますが、ユーモアもあり最初から最後まで「楽しめるミュージカル映画」となっています。
映画の中で歌われる曲は「ステート・フェアに行こう」、「春のように」、「ザッツ・フォー・ミー」、「歌いたくなる素敵な夜」、「本当の気持ち」、「アイオワは私のすべて」・・・といった曲ですが、リチャード・ロジャースらしい簡素な親しみのある曲となっています。
なお、このDVDは「製作60周年記念版」として発売されたもので、特典として1962年バージョンの「ステート・フェア」が収録された1枚と合わせ2枚組になっています。
この1962年バージョンの映画はパット・ブーンを起用したもので、馬のレースの場面を車のレースに置き換えるなど、時代背景も新しくしてありますがユーモアに乏しく、キャストの演技も見ていても面白味がありません。興行的にもヒットせず、評価も低い映画だったようです。
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また、近いうちにミュージカル映画を紹介します。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。