EL34シングル・アンプの修理 その②
 
     ※2016/06/26 末尾に追加投稿
  (シャーシ裏100V用穴の改善しました)
 
  昨日、投稿した修理依頼のあったEL34シングル・アンプ
  の配線状況・・・前回、投稿した理由で全くダメ!
 
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 結局、抵抗やコンデンサーなど、全て取り払い。回路も変更して初めから配線をやり直すことにしました。
 こうなると、もはや修理ではなく、壊した中古アンプを新規に作り直すようなものです。
 
 と、いうわけで・・・抵抗やコンデンサーなどアンプから全部、取り出しました。MT管の穴などの痕跡が残っていて、何回かアンプを作り回した中古のシャーシであることがわかります。
 
 縦ラグの取り付け位置も私としては使いにくい位置なので、配線作業の時に取り付け場所を変更します。
 
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 電源部のブロック・ケミコン2個(容量は塗装してあり不明)と、EL34のバイアス・コンデンサーのブロック・ケミコン
(これも塗装で容量は不明ですが、これは、今回使用しません)、ネオンランプと、シールド線の手持ちが少ないので、これだけを残し、下のように抵抗、コンデンサーを全部取り去りました。
 
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 カップリングコンデンサーに、ビタミンQの630V0.47μFが使用されていました。これだけは再利用しましょう。
 
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 さて、いよいよ配線作業を始めたいところですが、スピーカー端子と入力端子がシャーシに固定されていないので、固定板を不要なアルミシャーシを切り取り、作ることにしました。
 
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 いざ、アルミ板を切り取ろうとしたら金ノコなどがありません。仕方ないので、ドリルで穴をたくさん開けて折り曲げ、切り取って作ることにしました。下の写真は作業の途中から気がついて写した写真です。まあ、見れば、どのように作ったかはわかると思います。
 
 
  アルミ板の使えそうな部分に、端子用の穴を開けてから、
  切り取ります。あとは取り付け用のネジ穴を開けてから
  平ヤスリで磨き、サンドペーパーで仕上げます。
 
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  端子を取り付けます・・・・・
 
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  シャーシに取り付けました・・・・
  電源トランスと、出力トランスの下の板は・・ベニヤ板!
  前に使用したアンプの穴隠しに敷いたようですが、金属で
  はありません。まあ、今回は、このままで作り直します。
 
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  これなら、端子の固定は、まあ、OKでしょう・・・
 
  今日の作業は、ここまで・・・
 
   あとは配線だけですが、明日は用事があって、出来ない
   かも・・・半日位で出来てしまうとは思いますが・・・
   配線作業が始まったら、また投稿します。
 
  ※2016/06/26 追加投稿
   剥がれた化粧板の下には、100V用の電源コネクターの
   穴が隠れていました。コネクターを付ければ穴は塞げま
   すが、予備が無かったので、ゴムプッシュを使い、この
   ようにしました。
 
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  ここもアルミ板を切って・・・
 
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  これで穴をふさいでOK・・・・
 
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     では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。