6L6-GC/EL34兼用シングル・アンプ
 
 2、3日前の事です。勤めていた会社の友人から電話がありました。何だろうと思ったのですが・・・
出てみると・・・「5年前に作って貰った真空管アンプを持ち上げて運ぶ時に、間違って落としてしまった。幸い真空管は割れなかったので、電源スイッチを入れたら、球がピカァ!って光って音が出なくなってしまったので直してほしい」との電話でした。
 
 今日は午後から休みだったので、前もって連絡してアンプを会社に持ってきていただき、会社の昼休みに修理をすることにしました。シャーシなどの変形は無いとの電話でしたが、球切れだけではないかもしれないので、とりあえず交換用の真空管2本と、他の損傷も考え、12AX7を1本、テスター、半田こて、半田をもって出かけてきました。
 
イメージ 1 早速アンプを見てみました。5年ぶりに再会したアンプですが、見てみると6L6-GCの球切れです。見た感じは全く割れていないのですが、ゲッターが飛んでいます。アンプを落とした瞬間に衝撃で、目に見えないハカマの部分にでもごく、わずかのヒビが入ったのかもしれません。真空度が下がってヒーターが切れたようです。
 
 
 交換する6L6系の球は、同じ東芝製の6L6-GCの他、5881なども含め、何種類かのストックがあるのですが、今回はCV1947(6L6-GC)にしました。形状が異なるので、見た目を考え2本とも交換することにしました。
 
 交換後、各電圧をチェック、他に異常は無く出力管の交換だけで修理完了です。「修理費(交換した真空管代)を支払いますよ・」との事・・・新品のストック真空管を2本交換したので、友人には負担をかけてしまいましたが、言葉に甘え、昔購入した真空管なので、2本分として3000円だけ頂きました。友人の職場にお茶菓子も持っていったから、お金を頂いても・・まあ良いでしょう。
 
 なお、このシングル・アンプは、出力管のソケットの1番ピンと8番ピンをつなぎ、バイアス電圧も調整し、6L6-GCEL34(6CA7)の両方がそのまま差し換え出来るコンパチブル・アンプになっています。
 
 
このアンプの製作時の投稿記事はこちらにあります。
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  真空管を交換後のアンプの写真を紹介しておきます。
    床の色と合いますね。。。。。
 
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 では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。