マスカーニ/カヴァレリア・ルスティカーナ
今回はマスカーニのオペラ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」です。
間奏曲は入りますが1幕の短いヴェリズモ・オペラです。オペラの内容はシチリアを舞台としたドロドロした三角関係のもつれからおこる決闘と殺人を描いたもの。
あまりイタリア・オペラは聴かない私ですが、劇の内容とは裏腹に実に美しい旋律の曲を聴くことが出来るオペラなので、良く聴くほうです。・・・と言っても、実は間奏曲だけを聴くことが多いのですが・・・


時々、取りだして聴くのは、なぜかカラヤン盤、カラヤンのベートーヴェンなどの交響曲はベルリン・フィルの完璧なアンサンブルは別にしても、面白味がありませんが、イタリア・オペラは結構好きなほうです。


カラヤンのこの「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、カップリングの「道化師」と共に名盤の一つと言っていいと思います。
「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」
さて、オマケですが、私が大好きな「カヴァレリア・ルスティカーナ」の中の間奏曲。演奏時間は、わずか3分半位の短い曲ですが、なんと美しい曲なのでしょう。。。
この曲は歌詞をつけた「マスカーニのアヴェ・マリア」としても有名ですが、いろいろある間奏曲の中ではカラヤンが最高。
アンチ・カラヤンの私でも、この間奏曲には脱帽で、全く文句のつけようがありません。私のカラヤンのカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲のライブラリーは次のとおりです。
■ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1949年)

ややスローテンポ(約4分)の演奏。
弦の音は綺麗ですが、1949年録音のモノラル盤、カラヤンのモノラル録音の廉価盤10枚組BOXの中の1枚。やはりいくら綺麗な曲でも録音が古いので、何度も聴く音源ではありません。
■フィルハーモニア管弦楽団(1954年)

■ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1967年)

■ミラノ・スカラ座管弦楽団(1968年)
この演奏は最初に述べた全曲盤のものですが、フィルハーモニアやベルリン・フィルとの演奏とは随分違って聴こえます。ベルリン・フィルとの天国的な美しさ・・・と言うより、オペラの悲劇性も感じる美しい演奏です。
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では、また・・・・HIROちゃんでした。