WE101L プッシュプル・アンプの製作①
-------- シャーシの加工/その1 ---------
今日は、少し暖かくなったので、アンプを作るスイッチが、ついに入りました。今日からWE101Lppアンプの製作を始めました。やっとシャーシ加工をする気になりました。
今日のシャーシ加工開始からアンプ完成まで、ブログにアップしていきます。
【シャーシ加工】
とにかく、アンプ作りで一番、嫌いで面倒なのが、このシャーシ加工です。私は、せっかちで面倒なことは嫌いなので、このシャーシ加工は、本当に適当です。レイアウトが決まれば、それで終わり・・
一切、作図はしないで、いきなり部品をシャーシに載せて、印を付けたら、即、穴あけ加工をします。ですから後になって失敗することもあります。
絶対にこのような適当な加工はしないで、作られる方はレイアウトの図面を書いてくださいね。
こんな適当な加工のやり方を紹介したら、本当に恥ずかしいのですが・・・とにかくこれまでの経験で、「ここは、こうすれば良い・・・駄目だったら、こう変更すれば良い・・・」と一応は考えながらの適当な正に「おっつけ作業」です。
1. レイアウトの設計
レイアウトの設計・・・と、行っても前記のように図面やシャ
ーシに全体の下書きもしないので、このように部品を並べてみ
て、良ければ、それで終わりです。今回は、このレイアウトで
いきます。

2. 加工(穴あけ)方法・・笑ってください・・かなり適当!
①電源トランスの穴を開けるために印と線を書きます。
このシャーシは、保護シートがしっかり密着しているので、
直接、保護シートの上に印や、線などを書く事が出来ます。
今回はシャーシ裏にヒーター・トランスや、フィラメント
点火用のDC定電圧基板も入れるため、電源トランスは、
だいぶ左寄りで、他の部品もぎゅうぎゅうです。
電源トランスを置いて、横と縦の位置に印を付けて線を引
きます。長さは計りません(ここも適当)


②ドリルで線に沿って穴を開けていきます。
加工にはシャーシ・パンチやリーマは、一切使いません。
いつも、ドリル、ニッパー、平ヤスリ、棒(丸)ヤスリ、
半丸ヤスリだけで加工、仕上げをします。
このシャーシは、厚みが2mmなので、加工が大変・・・
見てもわかるように、トランスの穴の他には、下書きは書
いてありません。その都度、部品を置いて、適当に印や、
大雑把な線を書いていきます。

③ニッパーで切り落とします。


④ヤスリでガリガリ・・ゴリゴリ・・穴を綺麗にしたら、電源
トランスを載せて止めネジの部分に印を付け、ドリルで穴を
開けます。

⑤出力トランスの穴も同様にして加工します。

⑥後は、全く同じように加工していきます。


⑦ヤスリをかけます。

⑧中間トランスも同じように行います。
タムラ製のトランスは穴が大きいので大変・・・


⑨ドライブ管(ST管)の穴を開けます。

⑩同じようにして、ヤスリで丁寧に穴を仕上げていきます。

午後からの作業だったので、今日は、ここまで・・・・
ここまで2時間30分もかかりました。やはり2mm厚の加工
は、結構、手作業だと大変です。
後は、出力管や整流管の穴など・・・続きは明日かな~・・
雑用が多いから出来るかな~・・・
というわけで、何ともお恥ずかしい、正に適当な加工方法で
したね。面倒、おっくう・・・と言いつつ、結構、楽しみな
がら、やっています。これが自作の楽しみ・・・
同じ自作でも「キット」は、つまらないので作ったことがあ
りません。・・・オリジナル的なところは無く、完成すれば、
みんな同じアンプが出来るんですから・・・
まあ、キットは完成度が高いですが、面白みが、私にはほと
んどありません。
では、今日は、このへんで・・・・
続きは、またね・・・HIROちゃんでした。