WE101L 真空管アンプ構想 ③
   動作例の紹介と使用予定シャーシの紹介
 
WE101Lのアンプですが、なかなかどのようなアンプにするか決まりません。「シングル」、「パラ・シングル」・「プッシュプル」など、いろいろ考えられる中、WE101Lの動作例にシングル・アンプの動作例が書いてあります。
 
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 WE101Lは、上記の規格でもわかるように、プレート損失(Pd)が、わずか2Wです。外観から見るとフィラメントは細いのですが、プレートなどの構造は、しっかりしているのでPdは、5W以上に見えます。
 内部抵抗が結構高い割にRLも同じ値になっているのが不思議です。内部抵抗から見れば出力トランスは、10KΩ位のものを使いたいところです。
上記の動作例を見てもわかるように・・・
Ep:160V、Ip:10.2mA、Eg:-10V
で、出力は100mW(0.1W)です
この動作例だとプレート損失が約1.6Wなので少し余裕はあるのでプレート電圧を180V~200V位にすれば若干、出力も大きくなると思いますが、無理はしないほうがよいでしょう。また、ライン・アンプなら、それほど電圧を高くする必要もないでしょう。
出力0.1Wというと、普通の部屋で能率の高いスピーカーであれば、実用にはなります。
完成したら・・「このアンプは、たった0.1Wだぞ~・・・すごいだろ~・・・」と自慢するのも良いですね。。。。
 
・・・と、書きましたが、まだシングル・アンプに決定したわけではありません。
 
使用シャーシについて
 
使用予定のシャーシです。このシャーシは、カタログ製品ではありませんが、「奥澤」製のボンネット付きのものです。3年位前に購入し、しまっておいたものです。
 
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大きさは、350mm×230mm×60mmで、ボンネットの高さは、120mmです。ボンネットが低いので2A3などのST管は、底に沈めて取り付けないとボンネットがぶつかります。
アルミの厚さは2mmなので強度は十分ですが、加工は大変です。
まだ、グレーの保護シートが付いています。穴を開けたら剥がします。
 
もう少し、どんなアンプにするか考えてから、製作に取り掛かろうと思っています。
              では、HIROちゃんでした。