軽便鉄道/四日市あすなろう鉄道その①
     (旧近畿日本鉄道/内部・八王子線)
  ナローゲージをのんびり走る、小さなカワイイ電車 
 
最近の私のブログは「オーディオ」「クラシック音楽」「家庭菜園・自然」「鉄道写真」と・・・訳のわからない纏まりのない、欲張りブログになってしまいました。新たなブログの開設も検討しましたが、投稿も大変なのでこの形でのブログを継続します。オーディオ・ファンやクラシック音楽のお好きな方も、少しだけお付き合いください。
さて、最近になってから始めた、鉄道ファンとしての投稿ですが、今回がちょうど10回目です。私は「鉄道マニア」ではないので、今後も鉄道の投稿は月に3回程度と、いったところでしょうか・・・
 
軽便鉄道とは・・・・
今回紹介するのは、軽便鉄道、ナローゲージの「四日市あすなろう鉄道」です。
「四日市あすなろう鉄道」は「旧近畿日本鉄道/内部・八王子線」から2015年、近鉄と四日市市が設立、運営する第三セクターの鉄道です。
「四日市あすなろう鉄道」という社名は、未来への希望を込めた言葉と、内部・八王子線の軌間(線路の幅)が762mmという、特殊狭軌(ナローゲージ)であることから名付けられたようです。
日本のJR在来線や多くの私鉄路線のほとんどの軌間は1067mmです。ですから762mmというと、かなり線路の幅が狭く、これは新幹線の標準軌間の1435mmの約半分ですから、いかに狭く、走る電車もいかに小さいかがわかると思います。
普通は軌間が1067mm以下の営業路線を「軽便鉄道」と言うようですが、森林鉄道や、鉱山鉄道、工場構内などの1067mm未満の鉄道路線も広義では「軽便鉄道」と呼んでいるようです。
(そういえばディズニーランドの蒸気機関車も軌間は762mmでした)
 
 1970年ころまでは、全国には「花巻電鉄」「井笠鉄道」「尾小屋鉄道」「越後交通栃尾線」「静岡鉄道駿遠線」など多くの軽便鉄道がありましたが、モータリゼーションの進行による乗客減により、経営が困難となり、ほとんど廃線となってしまいました。また、本州、四国連絡橋の開通に伴う乗客減などにより、1990年には「下津井電鉄」も廃線になりました。そのようにほとんどの営業路線の軽便鉄道が廃線になり、現在、残っている軽便鉄道は、今回紹介する「四日市あすなろう鉄道」と、2003年に近鉄から譲受し、運行している「三岐鉄道/北勢線」のわずか2路線だけです「黒部峡谷鉄道」も762mmゲージの軽便鉄道ですが、現在は観光目的中心の「季節営業」で、年間を通した普通の営業路線ではありません
 
私個人としては残された「四日市あすなろう鉄道」と「北勢線」の2つの路線は、正に「日本における鉄道の宝」のひとつとして、いつまでも存続してもらいたい貴重な鉄道です。絶対に廃線してはいけません!
 
さて、話が長くなりましたが、そんな2つの軽便鉄道をどうしても乗ってみたい、見てみたい・・・と思いつつ、なかなか実現できませんでしたが、仕事で大阪に出張した帰りに「北勢線」は2008年に、当時、近鉄だった「内部・八王子線(現:四日市あすなろう鉄道)」は2009年に、ついに2つの路線に乗ることが出来ました。
残念ながらフィルム・カメラで写した「北勢線」の多くの写真が、どこにしまいこんだのか、家中どこにも見当たりません。もし、見つかったら紹介しましょう。
 
「四日市あすなろう鉄道/内部・八王子線」
                 2009年撮影
 
 内部線は、あすなろう四日市駅-赤堀駅-日永駅-南日永駅-泊駅-追分駅-小古曽駅-内部駅を結ぶ、5.7Kmの営業路線。八王子線は日永駅-西日野駅を結ぶ支線でわずか1.3kmの路線。昔は西日野駅の先に伊勢八王子駅があったのですが、集中豪雨で廃止されています。本来は八王子線が先に出来て、内部線が支線だったようです。
前記のように内部・八王子線を訪れたのは2009年の大阪出張の帰り道・・・何とか時間をつくり、短い時間だったため全線は乗らず、内部線の南日永駅まで乗って、戻り、撮影スポットでもある日永駅で少しでも多くの時間をとることにしました。
 
 あすなろう四日市駅です。
  2009年当時は四日市駅9番、10番ホームでした。
  今でも、この改札口はあるのでしょうか・・・
 
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 レールの幅が762mmなので、見るとやはり狭いですね・・・・
 
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 2009年当時の時刻表です。
 
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  西日野行きの電車です。カワイイ電車ですね・・・・
 
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 運転手さんと比較すると、だいぶ小さな電車であることと、
 線路の幅が随分狭いことが、よくわかりますね。
 
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 当時の駅名表示です。今の「あすなろう四日市駅」の表示
 は・・・ どんなだろう・・・?
 
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   さあ、出発進行です・・・・
 
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 車内も普通の電車と比べると、随分狭く、前の人の足とぶつかり
 そうですね。
 
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 電車は3輌編成で、こちらの車輌座席のタイプは前向きです。
 車体の幅が狭いので片側1列ですね。
 
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  赤堀駅の次は、日永駅です。
 
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 日永駅に到着です。ここは電車の絶好の撮影ポイントです。
 
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 次回は、日永駅の様子と、カラフルなカワイイ電車をたっぷりと
 紹介しますね。
 
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では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。