・・・ジャンク品で作る真空管アンプ・・・
 
 真空管のジャンク箱の中にはラジオ用やテレビ用のMT管のジャンク真空管がジャラジャラとたくさんあります。そこで今回は、お遊びでラジオ用トランスレス球を使った、簡単なミニ・アンプを作ってみることにします。まだ冬休みなので仕事は8日からです。
 家の中を探せば、他の部品もたぶんみつかるでしょう。予算は0円です。休み中に完成できるかどうかは?
 
 ジャンク真空管を見てみるとトランス・レス用で出力管として使用出来る球がたくさんありました。ラジオで多く使われた30A535C5の他、16A832A850C560FX5などをはじめ、ドライブ用として使えそうな球も12AU612AV6など、他にもテレビ用などいっぱいありますが、今回、選んだのは昔、5球スーパーラジオで多く使われた150mA用トランスレス用出力5極管30A5です。
 オーディオ・マニアの方からみれば、ラジオ用の球で使い物にならない駄球!・・なんでそんなアンプを作るのか?・・と笑われそうな出力管ですが・・・お遊びで作りますので、なんと言われても結構です。まあ、音が出れば良しとしたいと思います。
 
 ドライブ管ですが、30A5のバイアスは浅いので、どんな球でも使えそうです。手元に12V150mA管の12AVと、12AU6のジャンク球がたくさんあります。どちらでもOKですが、今回は12AU6を使うことにします。
 
イメージ 1
 
 
 30A5を2本、12AU6を2本、これで作るとなると適当な整流管が無いので抵抗で合計100Vになるよう下げます。150mA管ですので、計算では・・・・
 
 30V+30V+12V+12V=84V
(100V-84V)÷0.15A=106.666Ω
 
になるのですが、手元に適当な抵抗がありません。少し抵抗値が大きいのですが、150Ω20Wという抵抗のジャンク品があったので、ヒーター電圧の低下を承知の上で、とりあえず使ってみます。電圧が低すぎたら、後から抵抗を110Ωとか120Ωにしたいと思っています。
 
 では、これから出力トランスや抵抗、コンデンサーなど、他の部品をジャンク箱から探します。たぶん全部あると思いますが・・?
 
では、今日は、このへんで・・・部品が揃ったらまた更新することにしましょう・・・HIROちゃんでした。