■211(VT-4C)送信管について
手元にGEのVT-4C(211)が2本あります。この他にも
中国製の211が手許にあります。

RCAの211の規格ですが、こちらです。
↓

手許のものは中国製のものです。数本あります。
どちらもフィラメントは点灯すると光輝くトリエーテッド・タングステン(トリタン)です。
211(VT-4C)も、845
もプレート電圧は1000V位の
高電圧で動作させます。
845を送信管だと仰る方もおられるようですが、オーディオ
アンプの出力管として使用した場合には、バイアス電圧が全く違
います。私は845はオーディオ用真空管と認識しています。
845の規格はこちらです。(2社掲載します)
↓
211(VT-4C)と845の内部のグリッドを良く見てみると
845のほうが間隔が広いことが分かります。
こちらは845の内部・・・

こちらは211(VT-4C)の内部です。

残念ながら211(VT-4C)のアンプはテスト・アンプと
してプレート電圧1000V近くで2回ほど製作しましたが、
今は壊してしまいありません。電源トランスも処分しました。
しかし、845を低電圧で動作させたシングル・アンプが1台
あります。
このアンプは自己バイアスの回路で作ってあり、しかもプレー
ト電圧も低いため、211をそのまま挿し替えが出来ます。
しかし、出力トランスの1次側も5KΩのため、211の動作
としては適していませんが、遊びとして?211と845の兼
用アンプとして使用しています。
まあ、私は気に入っているアンプなのですが・・・
アンプ作りの仲間の皆さんからは、笑われてしまったアンプ・・
「211や845は低電圧では、音は出ても全く意味が無く、
高電圧で動作させないとアンプじゃない」・・と・・・確かに
1000V位の高電圧で動作させないと211などの送信管は
本領が発揮できないと思いますが、低電圧でも結構、出力も出
ますし、送信管らしい音?はすると思うので、低電圧動作でも
私は結構満足して楽しんでいるアンプです。
このアンプの投稿はこちらですが、こんな適当なアンプを作る
と笑われますよ。。。。どうぞ1000V位の高電圧で、作っ
てくださいね・・・
↓
低電圧動作845シングル・アンプ(211兼用)
211用の電源トランスも無いので、今後、211のアンプは
作るかどうかわかりません。私にとって211アンプは挑戦が
難しいアンプです。
では、今日は、このへんで・・・HIROちゃんでした。