今度作るアンプ・・・?
   何を作ろうかな~・・・?
 
 もうすぐで、今年も終わりです。今年中に最後の71Aアンプを作ろうかと考えていましたが、このアンプは時間をかけて、ゆっくりと作ることにし、今月は別のアンプを作ることを考えます。
 
 過日、2台の既存のアンプを壊した時の残骸の中から、電源トランス、チョーク・トランス、出力トランスがあるので、これで今年最後のシングル・アンプを作りたいと思います。
 
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 電源トランスですが、SELのSD-3508です。B電圧タップは、350V-260V-0-260V-350Vの80mA、ヒーター巻き線は0-5V-6.3V/2Aと6.3V/3.5Aの2巻きです。B電流の容量が80mAしかないので、電流を絞れば結構使える出力管はありますが、ドライバーも含め、片チャンネル35mA位までで考えたいと思っています。
 
 出力トランスは、山水のHS-5、このトランスは低域が弱いのですが、実にバランスの良い、聴きやすいOPTです。今では貴重なOPTだと思います。1次側は5KΩですが、2次側のスピーカーのつなぎ方を替えれば、2.5KΩ、10KΩとしても使えるでしょう。
 
 シャーシに付いているチョーク・トランスも山水、100mA10Hのもの。使用するB電流を考えるとピッタリですね。
 
 その他に2A3用のセンタータップ付きのヒーター・トランス(タンゴHT-2A3)があります。
 
 電源トランス、出力トランス、チョーク・トランスがあれば、ほとんど部品は購入しなくても、家にあるジャンク品やストック品で間に合うと思います。(新品のシャーシも3個ほどストックがあります)
 
 電源トランスのB電圧タップに350Vという比較的高い電圧が取れるので、前記のHT-2A3とは別のフィラメント電圧用のヒーター・トランスを追加すれば、送信管のVT-25(10)が面白そうです。B電流も1本当たり20mA位で動作できます。VT-25なら出力トランスは1次側10KΩで使用すればOK。
 
 また、小出力の出力管を使用したロフチン・ホワイト・アンプの電源トランスとしてもピッタリですね。
 
 ヒーター・トランスのHT-2A3を使用すれば、2A3はB電流不足で無理ですが、45なら何とかOK、しかし45は作ったばかりです。そこで思いつくのが4647です。46はデュアルグリッド3極管ですが、第2グリッドをプレートに接続して使うと、45に似たご機嫌な音のアンプになります。またB電流も22mA位でちょうど良いという感じです。さらに46で作ると47の3極管接続として、そのまま挿し替えができるので楽しめます。
 
VT-25と、4647なら球も結構手元にあります。
 
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左からVT-254647です。
 
その他にも候補となる出力管はいくつか持っていますが・・・
さて何でアンプを作りましょうか・・・
どちらにしても、適当な自己満足のアンプです。
今週のはじめは仕事の関係で作業は無理なので、作り始めるのは週末からでしょう・・・?
 
では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。