ディズニー・アニメ「白雪姫」と、その音楽

 

「白雪姫」は、世界初の長編アニメーション映画で、ディズニー長編の第1作目。
 
イメージ 8 何と今から約80年近く前の1937年に公開されたカラー映画。
 実写に近い映画を目指すため、俳優の動きを実写で撮影し、それをもとに1枚1枚動画をおこし製作されました。
 現代のテレビなどで見られるCGでの輪郭だけのアニメとは異なり、「美しい絵画の動画」です。しかも精密な動き・・写実的な動きと画風を作るために、マルチプレーン・カメラで撮影し、実写風の奥行きを表現したことでも有名。
 当時としては、莫大な資金と4年間という長い期間をかけて完成したものです。
 
 その後、1940年代の代表作品として「ピノキオ(1940)」「ファンタジア(1940)」「ダンボ(1941)」「バンビ(1942)」などが有名で、1950年代にも「シンデレラ」「不思議の国のアリス」「ピーターパン」など多くの作品が作られていきます。
 
 ディズニー・アニメの魅力の一つとして、各場面にちりばめられた素晴らしい音楽があります。しかも1枚1枚作成された動画と音楽にズレがなく、画面の動きと音楽がぴったりと合っていることには、驚きで、当時の製作者の苦労を伺うことが出来ます。
 なお、音楽はフランク・チャーチル、リー・ハーライン、ポール・J・スミスが担当しています。
 
 さて、冒頭のDVDの写真ですが、これは著作権保護期間が終了して製作された廉価盤のDVD、今では多くのディズニー・アニメが、ホームセンターなどで安価で購入が出来、短編アニメも含め、多くのディズニー・アニメを購入しました。
 
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  この「白雪姫」の音楽CDは中古品で購入したもの。国内盤のサウンド・トラック盤ですが原盤は輸入盤のようです。各曲が物語順に映画と同じバック音楽と共に、英語のナレーションで進んでいきます。各曲とも映画からとられたもので、バック音楽もセリフと共に長く収録されていて、映画の半分以上くらいが録音されている感じです。(映画館で目をつぶって音だけを聴いている感じになります)
 
「白雪姫」の各曲目を紹介すると・・・
 
・私の願い(I'mWishing
・ワン・ソング(One Song
・歌とほほえみと(With a Smile and a Song
・笛ふいて働こう(Whistle While You Work
・ハイホー(Heigh-Ho
・ブラドル・アドル・アム・ダム(The Wasing Song
・小人達のヨーデル( The Dwarfs' Yodel Song(The Silly Song)
・いつか王子さまが(Someday My Prince Will Come
 
 なお、このCDでは小人達が白雪姫と共に食事をするシーンで使用される予定だった、ミュージック・イン・ユア・スープ
Music in Your Soup)も収録されています。
 この食事場面は、「内容が下品」と判断されて、色彩前の段階でアフレコ済みだった映像と共に公開映画では、カットされ没になった曲です。(以前にテレビだったと思いますが、このシーンの色彩前の映像を見たことがあります)
 
 これらの曲の中では、白雪姫の歌う「私の願い」「歌とほほえみと」「笛ふいて働こう」「いつか王子さまが」が素晴らしく、中でも「私の願い」「笛ふいて働こう」が私のお気に入りで良く聴いています。なんとカワイイ、美しい声だろう・・・
「ハイホー」も明るく軽快で良いですね~。。。
 
 また、このCDでは、1938年のセシル・B・デミルによるウォルト・ディズニーのインタビューや、白雪姫の声を担当したアドリアナ・キャセロッティの1983年の肉声で思い出話を聴くことが出来ます。
 
今後も機会をみながら、ディズニー・アニメと、その音楽を紹介したいと思います。
 
 
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まだまだ、ディズニーの音楽CDもたくさんあります・・・・・
 
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 では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。