■71A/45 コンパチブル・シングル・アンプの製作 ①
 
    71Aシングル・アンプ計画でも投稿しましたが、45ロフチン・ホワイト・ アンプと71Aパラ・シングル・アンプの2台を壊し、新たに45/71Aのコンパチブル・シングル・アンプを作ることにしました。
 
 今日は2台のアンプを壊し、部品を取り出し、あらためて部品の取り付けまで行いました。
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 45ロフチン・ホワイト・アンプから電源トランス(SEL:SD3508)と2.5V用ヒーター・トランス(タンゴHT-2A3)を取り外します。
 
 また、整流管を80にするためにUSソケットも取り外します。配線ですが、ほとんどは初めからやり直しですが、ドライバーの77は、そのまま使用するので、多少、配線を残して利用します。
 
 当初はドライブ管にも3極管の752A66Z-DH3Aなどの高μ管1本か、6SL7によるSRPPまたはパラ接続などを考えていましたが、4571Aは、結構バイアスが深いので、高μの3極管1本でのドライブだと音は繊細になり良いのですが、多少、力感がないように思います。
 今回は77の5極管でのドライブで、直熱3極出力管を好まれるマニアの方から見れば3極管は3極管でドライブすべき・・・高μ管でなければ低μの3極管の2段増幅とすべし・・・とおっしゃる方も多いと思います。
 
 しかし、77によるドライブは非常に素直な音で、しかも高いドライブ電圧を容易に得ることが出来るので、WE-300Bアンプなどでは、WE-310A代わりとしても良いと思います。
 776C6とそのまま挿し替えが出来ますが、見た目は77のほうがきれいです。
 
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  71Aパラ・シングル(6AU6ドライブ)から電源トランス(ノグチPMC-100M)とUXソケット、ハムバランサー用の50Ωボリュームを取り外します。
 
 計画では出力トランスは、この山水HS-5の使用を考えていましたが、4571Aに敬意をはらい?
今回はタムラのF-475をそのまま流用することとしました。このF-475も最近では、とんでもないくらい高価になってしまい、なかなか買う気にもなれなくなりましたね。
 
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 シャーシを多少、修正すると共に、部品取り付けの追加の穴をあけました。
 電源トランスの取り付け穴を調整。前作のロフチンでは2.5V用ヒーター・トランスのセンタータップを使用していたのでハムバランサーは省略しましたが、今回は取り付けるので穴を追加しました。
 
 また、今回はヒーター・トランスを取り外したため、シャーシに空きが出来たため、B電源用としてオイル・コンデンサを2個使用することにしました。このオイル・コン・・・・多分、PCB(ポリ塩化ビフェニル)入りだと思いますので、このアンプを処分する時(アンプ作りを止める時)には、県の環境関係部署に連絡して保管場所(処分場所)に持っていく予定。それまでは個人の責任管理で使用するのは問題ないと思います。
 
 その他、電源切り替え用と、出力管のバイアス電圧切り替え用のスイッチの穴も追加して、シャーシの加工は終わりです。
 
 一応、シャーシ加工は終わったので、部品を全て載せてみました。
完成後は、こんな感じのアンプに変身します。
 
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 明日は、野暮用があり、配線する時間はあまりありません。月曜日と火曜日は仕事で、水曜日は出かけます。
 う~ん・・・・完成はいつになるだろう・・・・
まあ、今回は改造と言っても、ほとんど作り直し・・・それでもシャーシの加工は追加だけなので楽です。
 
 作業が再開したら、またブログ・アップします。
 
では、今日は、このへんで・・・・・HIROちゃんでした。