■ミュージカル映画 「王様と私」
 
イメージ 1最近、俳優の渡辺謙さんがミュージカルの本場ブロードウェイで『王様と私』の主演を勤め、トニー賞にノミネートされ、大変話題になりました。
そこで、今回はミュージカル映画「王様と私」の紹介です。今から40年以上前の大学生時代にリバイバルされたときに観た映画で、右のDVDは製作50周年記念版として発売されたものです。4年ほど前に購入しました。
 
王様と私」は、1944年にマーガレット・ランドンが発表した小説『アンナとシャム王』を原作として、1951年に初演されたミュージカル作品で、1956年に製作されたアメリカ映画。リチャード・ロジャースと、オスカー・ハマースタイン二世の作品です。
この2人のコンビによるミュージカルは、このブログでは、これまで「南太平洋」「オクラホマ」の2作品を紹介していますが、今回は3作品目です。その他の作品では、最も有名ともいえる「サウンド・オブ・ミュージック」そして「回転木馬」、「ステート・フェアなどの名作があります。
これらの3作品についても、近いうちに紹介します。
 
ミュージカル映画「王様と私」は、監督はウォルター・ラング、主なキャストはデボラ・カー(アンナ役)、ユル・ブリンナー(王様役)、リタ・モレノ(タブティム役)他。
バレー振り付けは舞台同様ジェローム・ロビンスが当たっています。
 
 ストーリーは、「・・・未亡人のイギリス女性のアンナが、タイ王国の王子・王女の家庭教師(教育係)として王宮に迎えられます。アンナは封建的な王室に近代の風を取り入れようとしますが、伝統や、しきたりを重んずる王様と対立します。しかし、衝突や対立を繰り返すうちに、王様とアンナは互いに引かれあうようになる・・・」という単純なストーリーです。
 
なお、アンナ役のデボラ・カーの歌声は、マーニ・ニクソンが吹き替えています。このマーニ・ニクソンは、映画「ウエスト・サイド物語」のナタリー・ウッド(マリア役)や、「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘブバーン(イライザ役)など、歌手を本業としない女優さんたちの歌の吹き替えを1950年代から60年代に多くしていたことで有名です。映画「サウンド・オブ・ミュージック」では、教会の修道女ソフィア役でマーニ・ニクソン本人が出演しています。
 
劇中で歌われる歌は次のとおりです。この中で「シャル・ウィ・ダンス」は、1996年に役所広司さんの主演で公開された日本映画『Shall we ダンス?』に使われ評判になりましたね。いずれの曲もリチャード・ロジャースらしい親しみやすいメロディーの曲です。
映画では、アルフレッド・ニューマン指揮、オーケストラとコーラスが演奏しています。
 

1.序曲
2.
口笛ふいて
3.
イ・ロード・アンド・マスター
 4.
ハロー・ヤング・ラヴァー
 5.
シャムの子供の行進
 6.
パズルメント
 7.
ゲティング・トゥ・ノウ・ユー
 8.
木蔭のくちづけ
 9
アイ・ハヴ・ドリームド
10.
私の気持は
11.
サムシング・ワンダフル
12.
王様の歌
13.
シャル・ウィ・ダンス
14.
サムシング・ワンダフル


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 では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。